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ネットに活路を見いだすボッテガ・ヴェネタ。噂のデジタルジャーナル “ISSUE” って何?

AIやVR、ARなど、さまざまテクノロジーがコンバージェンスし、加速度的に変化するいまの時代。一説には今後10年間で100年分の技術進歩が起こると言われています。

そんな流れのなかで、ファッション業界も急激なデジタルシフトが進んでいます。ここで触れるのは、ものづくりの方ではなく、コミュニケーションの方。30代の若き才能、ダニエル・リーが指揮する〈ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)〉についてです。

このブランドといえば、マーケティングツールとしていまや当たり前になったSNSの自社アカウントを今年の頭に削除。インスタグラムのファンアカウント(@newbottega)にその役割を託すことで、ブランドを支持するひとたちとの絆を深めようとしています。現在そのフォロワー数はなんと68万人。他社とは一線を画す、斬新なやり方は業界内外でも注目を集めています。

テコ入れは、SNSだけではありません。今年4月にはデジタルジャーナル『Issue』をローンチしました。分かりやすく説明すると、これはブランドの世界観を表現するビジュアルメインのオウンドメディア。年4回の発表で、毎回〈ボッテガ・ヴェネタ〉を取り巻く豪華コントリビューターたちがオリジナル作品を発表します。

今月アップされたばかりの『Issue 02』も見どころ十分。まずトップページを開くと出てくるのが、真っ赤な唇のイラストです。フィリピン・マニラをベースに活動するイラストレーター、パトリシア・ドリアによるもので、80年代からインスピレーションを得たというレトロモダンなタッチの作品が閲覧者をサイトに引き込みます。

緑色にアレンジされたカーソルをクリックするとコンテンツが切り替わる仕組みになっていて、トラヴィス・スコットやナオミ・キャンベルのビジュアル、ダイナミックなバイクのパフォーマンス映像、今シーズンのキャンペーン、アートなどが次々登場。気になった作品は、画面左上の三角のメニューボタンからコントリビューターの名前を確かめられるようになっています。




『Issue』はクリックするだけなのに、ビデオゲームをやってる感覚に近いというか、レトロとモダンの間を行き来する不思議な体験を味わえます。

まずは覗いてみるのが早いかと。それではこちらから〈ボッテガ・ヴェネタ〉のデジタルワールドへどうぞ。

INFORMATION

BOTTEGA VENETA’S QUARTERLY DIGITAL JOURNAL “ISSUE”

www.issuedbybottega.jp

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