写真家・小見山峻の次なる展示は渋谷パルコにて。ポートレートを軸に写真に新たな生命を吹き込みます。

今年3月に「MIDORI.so GALLERY」で開催された個展も圧巻だった、写真家の小見山峻さん。

次なる個展「風が応える」が、「渋谷PARCO」の10階にある「ComMunE」と屋上スペースにて、9月17日（金）から20日（月）まで開催されます。

「渋谷パルコ アート ウィーク（SHIBUYA PARCO ART WEEK）」の一環として行われる本展は、自身初となるポートレートを軸に据えた作品が展示されます。

作品は屋上スペース込みで使用できる会場を活かし、生地にプリントしてさまざまな手法で展示されるみたいです。訪れる時間によって風による変化が与えられ、一瞬を捉えた写真に再度新たな動き、命が吹き込まれます。

小見山さんから今回の展示に向けて、以下の自由詩も届きました。

「風が応える」
誰かが言っていた。
忘れることは生きていゆく為の機能だと。
しかし僕らはそれを恐れ、抗うようにシャッターを切る。
目の前の出来事を、屈託のない視界を、そしてあなたのいる世界を。
残すために。
それでも、積み上げた記録はしだいに、非力な僕らの手から零れ落ちてゆく。
抱えきれない思い出たちは何処へやればいいのだろうか。
きっと風が応えてくれるだろう。
この心地良い場所で。
きっと風が運んでくれるのだろう。遠くへ。小見山 峻

展示以外にも仕込んでいるものがあるらしいので、こちらにも注目です。その日、その時にしか出会えない偶然を楽しみに行ってみてください。