ただの移動手段/移動時間として消化するのではなく、シューズの力でより豊かなものにしよう。「歩く」という行為を演出したいという想いは〈カンペール(CAMPER)〉の靴づくりの根幹にあります。
地中海の自然にインスパイアされた先進的なデザイン、そして職人のクラフトマンシップと最先端イノベーショ ンが融合して生まれた極上の履き心地が魅力。フイナム編集部内でもファンが多いです。
今回は、今季より新たに展開されるというモデルをご紹介しましょう。
自然とクライミングからインスピレーションを受けたというモデル。石のなだらかな曲線を模倣したようなパーツが随所に見られます。厚く丸みを帯びたプロテクティブ・アウトソールと、足に快適にフィットするよう、人間工学に基づいてデザインされたラストを組み合わせています。どの方向から見ても、ソールが溢れんばかりに盛りあがり、圧倒的な個性を放ちます。
名前は「Karst(カースト)」。〈カンペール〉の発祥の地であるマヨルカ島のトラムンタナ山脈、そこで見られる、水に浸食された岩場の地型が由来です。
環境配慮へのアプローチは、この一足にも。バイオ(有機)を取り入れ、廃棄物の削減およびパフォーマンス性の向上に貢献します。サトウキビから抽出した成分を30%含む軽量なEVAアウトソールに加えて、100%リサイクルコットンのライニングとリサイクル PET素材のシューレースを組み合わせることで、廃棄物を最小限に抑え、最大限の耐久性を実現しています。アッパーには、LWG認定のフルグレインレザーとスエードを採用。
レースアップシューズのほかに、ハイカットブーツも展開。Primaloft®のテクノロジーを採用しつつ、暖かいリサイクル・プリマロフトのライニングを使用しているので、真冬も寒さ知らずです。
群雄割拠のシューズ界ですが、カンペールはだれも真似し得ない自らの地位を獲得したように思います。次の企みは果たして…フイナムでも隈なくお伝えしていきます。