大人になれば、いいモノに目が利くようになって、質のいいバッグなんかを普段使いしていて……なんて無邪気に夢想していたあのころ。
歳を重ねても本当にいいものがなんなのかは一向に分からず、バッグもなんとなく買ったものが何気に長持ちしちゃったりして、「こんなはずでは……」とモヤモヤしているひと、案外多いんじゃないかと思います。
今の生活に不自由はないけど、ステージアップしてみたいあなたへ、どうぞこのバッグたちをお使いください。
つくり手は〈土屋鞄製造所〉。子供が毎日使うランドセルのメーカーとして50年以上続く同ブランドは、品質のよさはに定評があります。職人がひとつひとつ命を吹き込んでつくられたバッグたちは、まさに大人の階段を登らせてくれる逸品です。
今回紹介する3型は、ビジネスバッグの顔でありながらも、その表情はどこか柔らか。カジュアルでもフォーマルでも、シーンに対してバッグの方が合わせてくれます。
テレワークなど、プライベートとの境界線が曖昧になりつつあるのが昨今のビジネス事情。以前よりビジネスで使う機会が減っている方こそ、オンでもオフでも使えるバッグに切り替えるのがおすすめです。
荷物多めでいつでも準備万端でいたい方は「ヴァイノ ラウンドバックパック」。カジュアルな雰囲気に寄りがちなバックパックですが、光沢のあるエラスティックミリングレザーを使うことで上品な仕上がりに。
経年によるシワ感や色落ちで、使う分だけ味わいも深まります。ひとつひとつのパーツが大きく、シンプルなデザインが高級感を際立たせています。
箱型のメイン収納のほか、外側から直接アクセスできる背面のファスナーポケットがあり、こちらはPCをしまうのに最適。普段使いに限らず、日帰りの遠出にも活躍します。
手提型なら、「ブラックヌメ トート」か「ディアリオ 2wayトート」を。どちらも13インチのノートPC、A4サイズの書類が収納でき、ビジネス使いには申し分なし。
「ブラックヌメ トート」はサイドを二つ折りにしたササマチ構造に、「ディアリオ 2wayトート」は底面を大きめに取っているので、ちょっと荷物が多くてもスマートな印象を崩しません。
それぞれ、ブラックが優しい味わいになるヌメ革、表面にオイルを塗り重ねたオイルメロウレザーと印象の異なるレザーを使っているので、お好みで選んでください。
こんなご時世ですが、このバッグでビジネスもプライベートも、ちょっと充実させましょう。最後に、働くひとはバッグをどう使うのか、その生活を切り取ったショートムービーをどうぞ。