ここ最近の急な冷え込みで、冬のアウターを引っ張り出した方も多いのではないでしょうか。アウターはすでにあるお気に入りのものを着るとしても、去年と同じ格好はしたくない…。そんなことを考えるこだわり派の方には、ニットで変化をつけることをおすすめします。
今シーズン、心揺さぶるファッションを提案すべくリブランディングを行った「フレディ&グロスター(FREDY&GLOSTER)」。このセレクトショップがつくるオリジナルのニットが、よくできているのです。ヴィンテージをデザインソースに「こうだったらいいな」というアイデアを盛り込み、いまの気分に合うものを完成させました。
「フレディ&グロスター」のウェブサイトでは、今季のコレクションのなかから特におすすめのニットをフイナム的視点でピックアップしていますが、ここでは選りすぐりの3枚を紹介します。
PICK UP ITEM 01:Shetland Wool Knit
スコットランド北部、シェトランド諸島に生息する羊は、厳しい冬を過ごすために暖かな毛をまといます。その毛はふわりとした弾力があり、軽くて柔らかく、そして上品な光沢感も持ち合わせています。そんなウールを丁寧に紡績して編み上げたのがこちらのニット。シルエットはレギュラーサイズよりも気持ちゆとりがあって着やすく、ややモックネック気味の首元が上品さを演出します。シェトランドウールは染色したときの発色のよさも特徴で、太陽のようにエネルギッシュなオレンジが寒い冬を彩ります。
PICK UP ITEM 02:Mohair Cardigan
秋にリリースされ瞬く間に完売した、モヘアのカーディガンが待望の再入荷。こちらは初回分にはない新色で、色気のある紫を落ち着いたグレーと合わせて大人っぽく仕上げた一枚です。ヨレヨレのTシャツとボロボロのジーンズを合わせた “ザ・グランジ” な着こなしもいいけど、そのエッセンスを品よく取り入れて、都会的に着こなすのがいまの気分。それなら黒のオーバーオールと組み合わせてシンプルなスタイリングを組んでみてはいかがでしょうか。
PICK UP ITEM 03:Norwegian Knit
こちらはノルウェー南部にあるセテスダール地方の伝統的なニットを参考にしたカーディガン。ユニークな柄とリブに配されたチロリアンテープのようなディテールがポイントになっています。フェアアイルをベースに、ひとが手を繋いで並んでいるようなグラフィックも加えて、オリジナルの柄に仕上げています。フロントについたフックも、この柄に負けず劣らず個性的。程よい厚さのニットはどこかリラックスした雰囲気もあるので、パーカやスエットの上から羽織るのもオススメです。
ベーシックなものから少し攻めたものまで提案する「フレディ&グロスター」。ここで取り上げたものを交えつつ、ウェブサイトではニットの魅力を詳しく説明しているので、忘れずにチェックを。きっと買い物リストがアップデートされるはずです。
Photo_Eri Morikawa
Styling_Rinako Yamane
Hair&Make up_Kumiko Ando
Text_Yuichiro Tsuji