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【FOCUS IT.】原宿エリアに6店舗目! ザ・ノース・フェイス スフィアの全貌を徹底解剖。

いままさに、という表現は不適切かもしれませんが、ここ数年の〈ザ・ノース・フェイス〉の勢いには、確かに目を見張るものがあります。

ファッションシーンにおける支持の拡大は周知のこと、「ムーン・パーカ」に代表される革命的プロダクトの開発やスポーツクライミング日本代表のユニフォーム制作、環境負荷低減素材を使用した製品比率を90%以上に引き上げるという長期ビジョンの発表etc…。

“困難な道であっても、果敢に挑戦していく”というブランドアイデンティティを体現し続ける彼らが、原宿に6店舗目となる旗艦店「ザ・ノース・フェイス スフィア」をオープンさせました。「なぜ、このエリアに6店舗も?」 ふと浮かぶそんな疑問を紐解くと同時に、ここならではのウェアカスタマイズサービスの体験レポートをお届けします。


スポーツ、アスレチックカテゴリーの新拠点。

まずは近隣に位置する5店舗についておさらいしましょう。最も古くからあり、2019年にリニューアルした「マウンテン」はマウンテニアリング向けのパフォーマンスウェアやギア、「スタンダード」は都市生活者に向けたアウトドアスタイル、「オルター」では厳選したライフスタイルアイテムを展開。そしてウィメンズに特化した「マーチ」、自然と触れ合うファミリー層に向けた「キッズ」と、細分化されたラインナップが続きます。

「スフィア」が提案するのは、日常とアウトドアをシームレスに繋ぐアスレチックカテゴリー。アウトドアを楽しむためのプロセスとして日々のトレーニングに着目し、ランニングやヨガ、フィットネスといった身近なアクティビティに特化したアイテムが豊富に展開されます。

1F 「ENTRANCE」

B1F 「TRAINING」

2F 「RUNNING」

ベロシティ フォワード(左2足)
軽さと摩耗耐久性のバランスを追求した長距離向けシューズ。セミロッカー構造ボトムによる推進力もポイント。
ウルトラ フォワード(右2足)
抜群の耐久性を誇る「Vibram Morflex HAEラバーEVAコンパウンド」が採用された、ウルトラマラソン対応モデル。

補給食やプロテインも充実。

店内は7フロアがスタンバイ。1階の「ENTRANCE」から始まり、地下1階は「TRAINING」、登って2階はロードもトレイルも揃った「RUNNING」、3階は後ほどじっくり紹介する「141 CUSTOM」といった売り場構成。1階は吹き抜けなので地下にも自然光が入り、地上階はガラス張りになっているため、どのフロアでも開放的なムードのもとショッピングを楽しめるというわけです。

6F 「TERRACE」

さらに登って、4階はスタッフ用の「OFFICE」。5階の「EVENT SPACE」では、コンディショニングレクチャーやヨガのスタジオプログラムを不定期で開催。レッスン後は普段解放されていない6階の「TERRACE」で、スムージーやジュースを飲みながらくつろぐこともできるそう。

「スフィア」を知るうえで欠かせない要素がもうひとつ。それが、自然な佇まいを追求した建築です。“もし、その場所に建築物が樹木のように発生したのなら?”というアイデアのもと、気鋭の建築ユニット「Sawada Hashimura」が手がけたこのビル。地下は土からできる素材、地上階はヒノキをキーマテリアルに使用し、上層階にいくに連れて天井高を高く設計するなど、大地から生えた1本の木を再現したかのようなデザインになっているのです。足を運んだ際は、合理的で無駄のない建物そのものの佇まいにも注目してみてください。


新サービス、アスレチックウェアのカスタムオーダーを体験!

さて、ここからは3階「141 CUSTOM」にフォーカス。

ざっくり説明すると、「141 CUSTOM」は、〈ザ・ノース・フェイス〉のアイコニックなプロダクトを、ユーザー好みのカラーやサイジングでオーダーできるサービス。ダウンやバッグは一部店舗で展開されているものの、アスレチックウェアでの実施は「スフィア」が初。対象となるのは、「GTX TRAIL JACKET」や「SWALLOWTAIL VENT JACKET」、「SWALLOWTAIL VENT LONG PANTS」、「ENDURIS RACING SHORTS」といった4型のランニングウェアです。

自分好みのランニングウェアがつくれるというわけで、フイナム副編集長であり、編集部一のラン狂いでもある山本が「141 CUSTOM」に挑戦。その模様をレポートしていきます!

「昨日、WEBでシミュレーションしてきたんで」と、仕上がりに自信ありげな山本。まずは、店内に用意されたカラー見本をチェック。「お、このピンク思ってたよりスモーキーでいいかも」「ロゴはこの色にしようかな」と、徐々にイメージを詰めていきます。

オーダーは、壁に設置されたシミュレーターでアイテムを選ぶところからスタート。今回山本は、“帰宅ラン”をテーマに「GTX TRAIL JACKET」と「SWALLOWTAIL VENT LONG PANTS」をセレクト。万全にシミュレーションしてきただけあり、迷いなく画面を押し進めます。

「ジャケットはワイドシルエットもあるんだ。それなら、ミドラーが着やすいようにワイドにしようかな」「パンツの股下は±3cmずつ調整できちゃうの⁉︎」と意外な発見も。

ものの5分でカスタマイズを済まし、店頭スタッフと仕上がりを確認。「完璧です!」というわけで、オーダー品と同サイズのサンプル(カラーはブラックのみ)で試着に入ります。

ジャケットはワイドシルエットのLサイズ、パンツは股下を3センチ短くしたLサイズをチョイス。「お、いい感じいい感じ。〈ザ・ノース・フェイス〉のランニングウェアって少しタイト目な印象だったんですけど、自分好みの緩さで着られるのはいいですね」と、ご満悦な様子です。

気になる“山本別注”はこんな感じ。ジャケットのピンクをパンツのロゴで拾った、上級者テクが光る仕上がりに。プライスは「GTX TRAIL JACKET」で41,800円、「SWALLOWTAIL VENT LONG PANTS」で17,800円。ガチなインラインに比べ、ポケットやファスナーといったディティールがライトアクティビティ用に削ぎ落とされているため、既製品の1.5倍の価格帯でのカスタムーオーダーが実現されるというわけです。

ちなみに、オーダーから完成までの期間は、大体1.5~2ヶ月ほどかかるそう。この時期にオーダーすれば、暑さが和らぐ9月のデリバリーになります。ランニングのベストシーズンといえる秋に向けて、モチベーションを高める自分だけの一着をオーダーしてみてはいかがでしょう。

INFORMATION

THE NORTH FACE Sphere

住所:東京都渋谷区神宮前6-10-11
時間:11:00~19:00 ※水曜定休
Instagram:@tnf_sphere
141 CUSTOM シミュレーションサイト
オフィシャルサイト

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