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連載「憧れの逸品」No.264 時計の針を70年分進めたチューダーのツールウォッチ。

1952年7月8日。英国の科学者や海軍隊員で構成された北グリーンランド遠征探検隊はロンドンのテムズ川のほとりの街、デプトフォードより出港した。2年に及ぶ旅は、1年を通してその地を覆う氷床の研究を目的としたものだった。

彼らが揃って手首に巻いていたのは「オイスター プリンス」。〈チューダー(TUDOR)〉はその歴史ではじめてとなる自動巻機構と防水性を兼ね備えた自信作の実力を極寒の地で試そうと考えたのだ。

勇猛果敢な冒険から70年を数える今年、往時のパイオニア精神を伝えるツールウォッチとして完成させたのが「レンジャー」である。

3、6、9、12のアラビア数字、インデックス発光塗料があしらわれたベージュのアワーマーカー、そしてそれらディテールをくっきりと浮かび上がらせるグレイン仕上げのマットブラックダイアル。ヴィンテージウォッチを愛するひとなら垂涎のデザインワークだ。

39ミリ径のケースにもしびれる。ツールウォッチならではのマットなサテン仕上げをベースに、ベゼル内縁など要所を研磨している。

スチール製3列リングブレスレットは自らサイズ調整ができるクイックアジャストクラスプ機能を有する。ストラップには他にフランスのサン・テティエンヌで150余年に渡って家族経営を守り続けてきた「ジュリアン・フォール」社製のファブリックストラップとハイブリッドストラップがある。

ムーブメントはスイス公認クロノメーター認定を取得したマニュファクチュール キャリバー「MT5402」。

デザイン、テクノロジー、そしてプライス。三拍子揃ったツールウォッチといえば「レンジャー」を置いて他にない。




タイムレスなデザインの「レンジャー」。りゅうずには〈チューダー〉を象徴するバラの花のモチーフがあしらわれている。マニュファクチュール キャリバーでこの価格は魅力的だ。¥371,800

INFORMATION

日本ロレックス / チューダー

電話:0120-929-570
オフィシャルサイト

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