全国を股にかけたフイナムとパルコのイベント「THE WEEKENDER」。第二回目はリニューアル後も話題の尽きない「心斎橋パルコ」で開催します。
キュレーターは「イマジン（IMA:ZINE）」のディレクター・TANY（谷篤人）さんです。
TANY / 「IMA:ZINE」ディレクター、バイヤー
「ビームス（BEAMS）」で販売員やプレス、バイヤーを経験し、その後、地元である大阪でセレクトショップ「イマジン」の立ち上げに参画。現在はディレクションとバイイングを兼任する。今回は、国内外に広がるパイプやこれまでの経験を活かし、知る人ぞ知るブランドやクリエイターを集め、唯一無二で濃厚な購買体験を提案します。
Instagram：@taniatsuhito
デジタル社会の昨今、メジャーもマイナーも雑多にカルチャーが存在していて、何を選び取るかにその人のセンスが見て取れるというものです。今回は、ごまんと目利きしてきたTANYさんがいま大阪でフックアップしたい6組にお声がけ。普段は表立って活動していないけれど実はめちゃくちゃ面白い、そんなブランド・ショップ・ひとが集まりました。以下にてご紹介しましょう。
①Tany with Camera meets PIGU HOUSE
キュレーターであるTANYさんは、プライベートイベント「Tany with Camera」として出店。「10匣」のディレクター・Piguさんとのエディトリアルプロジェクト「11匣」の限定のキャップや、Piguさんが先日アフリカはセネガルで買い付けてきたばかりのネックレスなどを販売します。スタイリングしがいのあるものばかりなので、ぜひTANYさんとあれやこれやおしゃべりしながら買い物して見てください。
②THISWAY
東京の下町にアトリエを持つ〈ディスウェイ（THISWAY）〉は、「ビブラムソール」を材料にポーチやベルトをハンドメイドで作っているブランド。「IMA:ZINE」とも別注アイテムを定期的につくっていて、発売のたびに即完するほど人気なんです。
今回は、心斎橋パルコでの出店に合わせて財布やポーチ、小物ケースを多数仕込んでいるそう。開店直後に行くのが吉かもしれません。
③アベヒロユキ
世界的にも名を馳せているオールド ステューシーのコレクターと言えば、原宿の古着屋「PENGUIN TRIPPER」の店長・アベヒロユキさん。ご存じの方も多いはず。つい先日フイナムのニューヴィンテージ連載にもご出演いただきました。
そんなアベさんが1000点以上ある自身の〈ステューシー〉のアーカイブから、イベントのためにアイテムを厳選。ネットには転がっていない裏話も引っさげて、東京から堂々出店します。
④GOOD TIMES
2020年9月、大阪市内から離れた平野にオープンしたスケートボードショップ〈グッド タイムズ（GOOD TIMES）〉。ローカルだけではなく、スケートシーンを支えたいという想いを持つ彼らは、デッキづくり体験やポップアップ出店などお店の枠にとどまらない活動を数多くしています。本イベントでは、ショップオリジナルのTシャツを中心に、選りすぐりのアイテムを持ってきます。
⑤nozomi
心斎橋パルコからほど近い南堀江に居を構えるセレクトショップ「VISITFOR」。エッジの効いた国内外のブランドを中心に扱っていて、大阪のみならず遠方からもお客さんが訪れるほどの人気店です。
そんなショップのマネージャーで、ウィットの富んだスタイリングで人気を博しているのがnozomiさん。今回は、ご本人含め同ショップのスタッフから集めた私物や、取り扱いブランドの貴重なサンプル品を販売します。丁寧な接客を受けながら、ぜひ秋めく大阪にぴったりの一着を選んでみてください。
⑥村越雄大
これまで指をくわえて見ていた関西のファッション玄人の皆さん、お待たせしました。村越雄大さんが出店します。
ハードコアクラフトチーム「ブラックミーンズ（blackmeans）」に在籍し、原宿の名店「ラボラトリー/ベルベルジン アール（LABORATORY/BERBERJIN®）」の名物店員としても有名な人物・村越さん。そんな彼によるプロジェクト「ノンメルシー（non mèrci）」は、すべての商品を手売りでのみ販売しています。本人のアンテナに引っかかったニッチな服や、それらのリメイク、オリジナルアイテムまで、幅広く取り扱っているわけなんですが、手売りゆえに関西の方々はなかなか触れる機会がなかったはず。
何を持っていくかは当日までのお楽しみ、とのことなので、会場にぜひお越しください。
〜DJ TIME〜
GYOKU
V-ZONE
LIZUBAUN
イベントに欠かせないのは、フロアをあたためる音楽。当日の13:00〜16:00は、谷さんがお招きした3人のDJが順に盛り上げます。
1人目は、ヒップホップ、テクノ、ハウスをはじめ、アンビエント、エクスペリメンタル〜ジャズまで、全守備範囲的フリーフォームなヴァイナル・オンリーでのプレイが人気のGYOKUさん。
お次は、阿波座のテーラー「cradle」の主宰でもあるV-ZONEさん。ヒップホップやメタル、パンクなど幅広いジャンルからツウ好みの選曲をすることでもおなじみです。
ラストのトリを飾るのは、1977年創業の堺市深井にある日本最古のレゲエバー「リズバウン（LIZUBAUN）」の店主。ルーツレゲエを極めた南大阪のレジェンドが、心斎橋パルコでどんなプレイを見せるのか、注目です。
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以上、心斎橋パルコを盛り上げるために集まった一味のご紹介でした。日程は9月10日（土）、場所は心斎橋パルコの地下2階のネオン街にて。
TANYさんのキュレーションを通じて、ファッションの面白みを再確認しましょう。
