昨年、時計好きたちの間で話題となったニュースといえば〈キングセイコー(KING SEIKO)〉の復活です。
念のため説明すると〈キングセイコー〉は、〈グランドセイコー〉と同じ1960年代に生まれ、当時のウォッチ市場を牽引したブランドのひとつ。昨年リリースされたモデルは、かつての時計を知る世代には懐かしく、知らない世代には新鮮に映ったといいます。
今回アナウンスされたのは、「セイコー」の腕時計誕生110周年を記念した限定モデル。〈キングセイコー〉の誕生の地、東京・亀戸にちなんだダイヤルデザインに特徴のある一本です。
まず〈キングセイコー〉と亀戸の関係について触れると、20世紀前半、「セイコー」の腕時計の生産を担っていたのが「第二精工舎」。工場が東京・亀戸にあり、そこで〈キングセイコー〉は産声を上げたというわけです。
限定モデルのダイヤルは、縁起がいいといわれる亀甲文をモチーフにした新しい型打ち模様。ダークブラウンのグラデーションと、甲羅を模した六角形のパターンが融合し、深い色味を生み出しています。
また、60年代のものを参考にしたという、スチール製の多列ブレスレットは、しなやかさと肌触りのよさが魅力。バックルに “KING SEIKO” と刻印されたレザーストラップが付属するところもポイントです。
発売は2月24日(金)スタート。世界限定1,200本です。詳しくは〈キングセイコー〉の特設サイトをご覧ください。