GALLERY TARGETが移転オープン！ 柿落としとして、世界的アーティスト ジェフ・マクフェトリッジの個展が開催中。

花井祐介さんに長場雄さん、KYNEさん、ロッカクアヤコさん…。国内外で注目を集める錚々たるアーティストが所属するなど、いまのアートシーンを牽引しているといっても過言ではない「GALLERY TARGET」が、原宿・神宮前5丁目の新スペースに移転オープン。

その柿落としとして、ロサンゼルスを中心に活動するアーティスト、ジェフ・マクフェトリッジ（Geoff McFetridge）さんによる個展「BELIEF IN SPRING（ASLEEP UNDER ICE）」が、5月13日（土）まで開催されています。

遠近法や繊細なラインで描かれるシンプルなグラフィックに込められたメッセージや風刺で、世界中に多くのファンを持つジェフさん。映画『ヴァージン・スーサイド』『かいじゅうたちのいるところ』のグラフィック、Apple Watchの文字盤などで、彼のデザインを目にしたことがある方も少なくないかと思います。

会場では、日本初公開の彫刻作品を含む新作の数々が展示。“人間と自然”をテーマに、その関係を追求する作品を描いたとのことです。

開催に際し、「今回の新作は自分が長年関心を寄せていたテーマを追求したもの。作品の絵柄がどの様に私たちの持つ理解の合間にある思考を説明できるのか。どこかに向かう、旅をする、変化していく、春によって溶けていくイメージたち。絵を描いてるときに求めているのはアイデアではなく、その逆のものの様な気がする。おおよそ明確なアイディアがある、ぼくが描きたいものはぼくを超えているように感じる。最高のドローイングと思うものは自分でも気が付かないものや理解できないもの、複雑な思考が図式化され解決したものだ」と、ジェフさん。

ジェフさんが表現しようと思ったのはどんなことか。作品を前に、あれこれと想像を膨らませてみてください。