2022年に登場し、目利きを唸らせたGMT機能搭載のパイロットウォッチ「ロンジン スピリット Zulu Time」にケース径39ミリのニューモデルが登場した。
「ロンジン スピリット Zulu Time」は1925年に誕生した〈ロンジン(LONGINES)〉初の第二時間帯表示の腕時計を着想源としている。トリプルタイムゾーン表示、6時位置の日付表示、24時間スケールの双方向回転ベゼルという布陣はパイロットウォッチの名に恥じない。ムーブメントはCOSC認定のクロノメーターを取得したCal.L844。モデル名に冠した “ズールータイム” は航空や軍事で使用されるオーセンティックな協定世界時のコードだ。
サイズダウンさせたケース径に合わせ、厚みも13.5ミリ、ラグ幅も21ミリと全体にすっきりさせた。その佇まいは上品のひと言である。
思わず目を奪われたのがセラミックインサートをチョコレートブラウン、双方向回転ベゼルとリューズを18K イエローゴールド、GMT トラックをポリッシュ加工のイエローゴールドで染めた一本だ。この他にブラックダイヤルのものも用意されている。
どちらもスマートな体躯と相まって、スタイル、シーンを問わない時計に仕上がっている。
Photo_Hiroyuki Takashima
Text_Kei Takegwa