言わずと知れた〈ジョンロブ(JOHN LOBB)〉のマスターピース、「ウィリアム」はウィンザー公のビスポークシューズをルーツとします。飛行士が履くアビエイターブーツに着想を得たというそのシューズは2代目のウィリアム・ハンター・ロブにちなんで「ウィリアム」と名づけられました。
誕生から80余年。正統な後継者としてローンチされたのが、その名も「ウィリアム ニュー スタンダード」です。
木型は9795から0015へ、ソールはダブルレザーからヒリーラバーへ、ウェルトはフラットからノッチドストームへとアップデートされました。その差は一目瞭然。量感豊かな佇まいはオンオフの垣根を越えるポテンシャルがあります。それでいて、想像を裏切る軽さを具現。コマンドパターンを描くソールがポイントです。やっぱりどんな垣根も軽々と飛び越えられるでしょう。
WILLIAM NEW STANDARD
¥265,100
しかしなんといっても見逃せないのはアッパーです。しなやかなスエード、アンニュイなカラーパレット、そしてふくよかなステッチ。これぞモダンな面構えで、グラマラスボディとこれ以上ない相性のよさをみせます。
なかでもなだらかなコントラストを浮かべるステッチさばきには舌を巻きました。色合いや太さが違っただけで印象はがらりと変わったはずです。
まさに “スタンダード” を謳うに足るデザインコードを導き出しました。
カーボンというグレーカラーも魅力的。
Photo_Hiroyuki Takashima
Text_Kei Takegawa

