CWU-45Pを再解釈したフライトジャケットに、写真家花坊のフォトT。プラス メンの秋冬第一弾も秀逸です。

昨年のデビュー以来、コレクションのたびに世界観が徐々に構築されている「プラス メン（PLUS MEN）」。〈アズール バイ マウジー（AZUL BY MOUSSY）〉のハイエンドラインです。

今年の秋冬コレクションは、そんなブランドを象徴する新たなピースとして位置付けされそう。以下にてご紹介します。

KABO’s Photo T-Shirt ¥8,800
カラー：LIGHT GREY
サイズ：FREE

KABO’s Back Photo T-Shirt ¥8,800
カラー：LIGHT BLACK
サイズ：FREE

ファーストデリバリーでは、ピグメントダイを施したボディに、香港と東京をベースに活動する気鋭の写真家、花坊（KABO）の作品を単色プリントしたカットソーなどを展開。写真を主軸にするあまりファッションアイテムになり切れないという、フォトTにありがちな着地ではなく、絶妙な落としどころです。

Flight Jacket ¥33,000
カラー：GREY
サイズ：FREE

Flight Jacket ¥33,000
カラー：BLACK
サイズ：FREE

秋口向けのアイテムが揃うなか、唯一のアウターとしてリリースされるのがこちらのフライトジャケット。MA-1の後継モデルで、アメリカの陸海空、そして海兵隊で制式採用されたCWU-45Pをベースにしています。ラウンドした襟や大型のフラップポケットなど、その特徴的なデザインを拾いつつも、リブを省略しシャーリング処理するなど、随所にアレンジをくわえ、洗練されたルックスに仕上げています。

シルエットは、丸みを帯びたショルダーとたっぷりめに設計した身頃に対して、着丈をやや短めにしたボックスシルエット。ボディには軽量で丈夫なポリエステルタフタを採用していて、光沢を抑えたコットンライクな風合いが特徴です。フーディやシャツ、タートルネックなど、さまざまなインナーに対応する万能な一着と言えそうです。

ミリタリー物を現代の文脈でつくりなおすときに難しいのは、そのバランス感。そのまま再現してしまっては本気過ぎるし、あれこれアレンジを効かせても別物になる。その点、「プラス メン」はアーカイブへの敬意を持ちながら、そこにひとさじブランドらしさや時代感を取り込んでいて、完成品も秀逸です。加えて、MA-1ではなくCWU-45Pというチョイスにも、彼らならではの視点も感じられます。

すでに商品は発売中。ぜひ「プラス メン」の世界観を店頭でお確かめください。