〈ロエベ(LOEWE)〉のスカーフが目の肥えた人々の間で評判だ。なんとなれば、アナグラムを刻印したカーフスキンのパッチが首元の格好のアクセントになってくれるからだ。
毎シーズン、幅広いバリエーションがラインナップされるというスカーフからピックアップしたのは特に高く評価されているミディアムウェイトのウール&モヘア。手頃、かつお値段以上の価値を感じさせてくれるのが人気の秘密だ。見るからにふっくらしたテクスチャーはこれぞウール&モヘアといった趣で、着手のみならず、周りの人々もあたたかな気分にしてくれるだろう。
無地は定番。全6色展開で、写真のブラックとキャメルの他にベイビーブルー、バイオレットといったパステルライクなカラーもある。日替わりで巻きたくなるラインナップだ。
ネイビーブルーをベースにしたマルチカラーは今シーズンの新作。他にライトベージュ、キャメル、パープルが揃う。
ジェンダーレスなデザインワークに定評のあるクリエイティブ ディレクター、ジョナサン・アンダーソンらしさにあふれたスカーフだ。いつの間にか彼女に奪われているかも知れないけれど、こればっかりは仕方がない。
Photo_Hiroyuki Takashima
Text_Kei Takegawa