アートの技法や表現方法はさまざまで、作者のルーツや人柄が色濃く映し出されていることも少なくないのでは。また、受け手の感じ方もひとそれぞれだから、お気に入りのアートとの出会いは一期一会です。
来る10月24日(水)より、CGアーティスト・ミライシキヤマの記念すべき初の個展がはじまります!
個展は、題して「Raw and Theory」。なんだか見覚えのある字面だなと思った方、正解です。
この名前は、2006年にLAでビートメイカーたちが切磋琢磨していたクラブ「Low End Theory」に由来していて、カリフォルニアでコンピュータサイエンスを学び、サンフランシスコの美術大学「Academy of Art Univercity」を卒業した彼のルーツもしっかりと落とし込んでいます。
今回の作品は、印象派やキュービズムなどの西洋近代美術の影響を強く受けていて、CGにありがちなリアルで無機質な情景を投影するのではなく、作者自身の感情や思考を作品の中に描き出すことで、CGというツールを再解釈しています。
デジタルツールならではの表現で描かれたグラフィックアート作品群は、アクリル板のキャンパスでみせることで、より透明感を引き出しました。
場所は、以前フイナムでも取材させてもらった「ウルトラスーパーニュー」のギャラリーにて開催されるとのこと。
期間中の10月27日(金)には、オープニングパーティも開催されるので、盛り上がること間違いなし。最先端の作品に触れて、アートの楽しみ方を広げましょう。