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連載「憧れの逸品」No.329 1800年代のアーカイブに着想を得たティファニーのジュエリー。

アメリカにおいてスターリングシルバーの純度基準である925/1000を規格化した歴史、そしてその歴史を刻むために欠かせない存在だったホローウェア工房のクラフトマンシップを讃えたもの――。〈ティファニー(TIFFANY&CO.)〉がリリースにそう記すのももっともなジュエリーコレクションが「ティファニー フォージ」だ。

スターリングシルバーのハイポリッシュ、あるいはブラック仕上げ。そのテクスチャーはさすが〈ティファニー〉と唸りたくなるものだったが、なによりオープンリンクと名づけられたリンクの造形美に魅せられた。

一見どこにあるか分からない留め具はブランド名を刻印した部分に隠されている。

リンクは一本のシルバーを知恵の輪のように捻じ曲げた形状で、“オープン” の名の通りその輪は閉じていない。1880年代のチェーンに着想を得たというそれは単体でも美しいが、連なったときがまた、美しい。

フォージ(forge)は鍛造の意。まさに昔の鍜治屋さんのように叩いて形づくったのだろう。一見するとクラスプ(留め具)のありかが分からないというのもいい。

ラインナップには掲載したネックレスとブレスレットの他にリングとピアスがある。

このブレスレットはいぶし仕上げのタイプで、時の経過を感じさせるような風合いが魅力。¥297,000

こちらもいぶし仕上げでつくられたネックレス。ボリュームのあるリンクがしっかり主張する一本。¥522,500

Photo_Hiroyuki Takashima
Text_Kei Takegawa

INFORMATION

ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク

電話:0120-488-712
オフィシャルサイト

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