発表のたびにフットウェアの新たな可能性を感じさせてくれる〈アシックス(ASICS)〉と建築家・隈研吾さんのコラボ。
2021年2月に続きおよそ3年ぶりに実現した今回のチームアップでは、〈アシックス スポーツスタイル〉のカテゴリーから、特殊素材で覆われた2層構造のアッパーが特徴的なモデル「Archite ORU」が発売されました。
“現場に足を運び、現地の話を聞く”という隈さんのポリシーを反映した「Archite ORU」。建築現場のような路面環境からホテルでのリラックスシーンまで、シューズを履き替えることなくワンストップで履き続けられる構造を模索。その答えとして導き出されたのが、2層構造のアッパーデザインです。
アッパーは、カバーと透けて見える内側の2層構造を採用しながら、可変性を持たせることでさまざまな用途に対応する汎用性を実現。このカバーは、アウトドア用品に見られる耐久性に優れた素材「ダイニーマ」を採用したもの。タフに扱っても問題なく、軽量ながらガシガシ使えて、雨に濡れても浸水しない優れた機能性を備えています。
また、シューズの外側から内側へと伸びるゴムひも構造は取り外しでき、サンダルのように楽な履き心地を楽しむことも。ミッドソールにはクッション性の高い「FF BLAST」、アウトソールにはグリップ性に優れた「ASICSGRIP」が使用され、歩きやすく実用性の高い一足に仕上げられました。
「ダイニーマ」をデザインのキーにするという意外な発想と、ストレスフリーな履き心地を叶えるパーツたち。このタッグだからこそ生まれた傑作と言えるでしょう。