少し前に、渋谷と恵比寿の間にある高架下の壁画が変わったことが話題になりました。ミューラルを手掛けたのはツイストことバリー・マッギー氏。
そして、その時と同じように、日本が誇る写真家・森山大道氏の作品が渋谷消防署横の建物の壁面に掲出されています。
今回、このようなことが起きているのは、2017年に渋谷区が発足し、2024年にリブランディングした「シブヤ・アロープロジェクト」という試みによるものです。
このプロジェクトは、災害時の一時退避場所と避難経路を周知することが目的。一時退避場所の位置をアートを通じて情報発信することで、普段から防災意識の向上や災害への備えをしてもらえるようにという思いが込められています。
第1弾のバリー・マッギー氏に続いて、森山大道氏が88年にパリで撮影した空に浮かぶ巨大なクジラのバルーンの写真が街中に現れたわけですが、これがデカい! 幅が9メートルあるといい、かなりのインパクトがあります。
ちなみに、この作品の最寄りの一時避難所は、「明治神宮・代々木公園一帯」とのことです。以後お見知りおきを。