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有機的な色とカタチが相互に作用しあって。MAYUMI YAMASE、初の大阪個展では引力と斥力にフォーカス。

生命の律動と、それを優しく包む穏やかな眼差しを感じさせる、アーティストMAYUMI YAMASEの作品群。

大阪では初の個展となる「引力と斥力 ― Attraction and Repulsion」が開催中です。

新作の22点のキャンバス作品を中心に、さらに立体作品も披露されます。

こうした抽象的な作品をあまり言語化しすぎるのもどうかと思うので、作家の言葉をそのまま置いておきます。

物事には磁石の斥力のように交わらないものもあれば、またその逆でくっ付かずにはいられないもの(引力)もあります。内側の世界、体の中に存在する臓器や細胞は、 それを作る分子間で起こる“引力と斥力”の力が少なからずとも作用し構成されています。そしてこういったことは外の世界でも目に見えずとも同様に起きていて、どうしても “肌に合わない”こともあればその逆も起こりえます。 近年の私が描く絵の中には様々な要素(オブジェクト)が集まり出来上がった塊、またその周りを激しく飛び回るようにものが集合し一つの生きる物が表現されています。 私は生き物の中に生まれる反発し合うもの(斥力)、また反対の寄り添い合うもの(引力)に興味を惹かれます。今回はそんな感覚的な動力に意識を向けて制作をしてみました。MAYUMI YAMASE

動力、、面白い着眼点ですね。彼女の作品は、いつもこうした気づきから生まれているような気がします。

とにもかくにもアートの良いところはその解釈は自由だということ。気楽に鑑賞していただければと思います。

INFORMATION

i GALLERY OSAKA

会期:7月12日(金)~8月4日(日)
会場: i GALLERY OSAKA
住所:大阪府大阪市中央区南船場 3-8-14 ACN 心斎橋 Garden 1F
時間:12:00~19:00 火曜閉館
電話:06-4708-7065

MAYUMI YAMASE
東京生まれ。幼少期をアメリカで過ごし、高校卒業と同時に渡英。ロンドン芸術大学、チェルシー・カレッジ・オブ・アーツ&デザインにてファインアート学科を専攻。現在は東京を拠点に活動する。抽象的なペインティングとソフトスカルプチャーを主に、相対するリアリティ(肉体)と目に見えないファンタジーや想像をコンセプトに制作する。これまでに、東京、ロンドン、シンガポールでの展示、またコム・デ・ギャルソンのアート制作、NIKEとコラボレーション靴を発表するなど、様々な企業との取り組みも行っている。
公式サイト
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