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平沼久幸
BAYCREW`S PRESS
渋谷区渋谷生まれ渋谷勤務。JOURNAL STANDARD、journal standard furniture STAFF、JOURNAL STANDARD PRESSを経て、BAYCREW`S PRESSに。
エヴァンゲリオンがもたらしてくれたもの
2012.12.18
引用の織物と言う言葉がある通り、
この世の創作物はほとんどが引用物で構成されていると、
僕は勝手に思っています。
逆に、
今新しい物を生みだしている人などは、
純粋に尊敬してしまいます、
ほんとすごいと思う。
オタク気味な僕ですが、
残念ながらガンダム、マクロス、エウレカセブン、タイバニ等は、
通っておりません。
スーパー戦隊シリーズ、ゴジラ、エヴァ、
大友克洋、サンダーバード、3匹が斬る!
などなどが僕の成分の中核を担っています。
過去にさかのぼると、
僕は、
『超獣戦隊ライブマン』が最初の特撮の記憶で、
これ以降の特撮モノは
『超力戦隊オーレンジャー』まで観ていました。
とある時に、
友人のお母様にうちの○○くんはそういうの卒業したの、
ひらぬまくんはまだみてるの??
と、
小学生高学年は見るもんじゃない的なお言葉を頂き、
僕は子供だけども、
卒業ッてなんだよ??
と頭の中が【苛立ち】と【?】でした。
ドラゴンボール、幽々白書は見ても相応なのに、
スーパー戦隊シリーズはダメなのかと。
それ以降、
部活などが忙しくて、
見る事が出来なくなったのですが、
1995年に『エヴァンゲリオン』の放映がテレ東ではじまる訳です。
エヴァンゲリオンの作者の庵野秀明氏は、
作風からも見てわかる通り、
パロディ、オマージュや
自作の過去の引用が多く盛り込まれており、
氏は、
「今の時代、オリジナルなんてないんだ」
とも語っています。
楽器を弾ける方ならわかると思いますが、
作曲しようなんて思って、
頑張って出来上がった曲が、
好きでよく聴いていたあのバンドの
あの曲に似ていて愕然としたなんてこと、
ありませんでしたか?
エヴァンゲリオンが、
僕らにもたらしてくれたものとは、
サブカルチャーをポップカルチャーへ変貌させ、
オタク=宅八郎から、
一定のファンだけだったニッチなものを、
オタクだけではない次元に引っ張り上げてくれたと。
旧劇場版『DEATH TRUE2』や『Air まごころを君に』の頃は、
まだ一般要素というよりも、
サブカルチャーの極みみたいな扱いをされていましたが、
今や社会現象、
興行収入目指せ40億なんて言われている次第です。
引用からくる物であれば、
その引用元のオリジナルも気になる訳で、
ソレを見て潤うところもあって、
なるほど、
社会はよく出来ている。
今思えば、
幼少期から僕のオタク気質は始まっていた訳で、
母親曰く、
どんな番組を見るときも、
エンドクレジットを一番注視していたと。
何が言いたいかわかりませんが、
そういう事です。
てはなし。
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