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栗原道彦フリーバイヤー(?)1977年生まれ2010年に有限会社ロストヒルズを退社。2011年よりフリーでの活動を開始(?)。

クリちゃんがイクッ。

栗原道彦
フリーバイヤー(?)

1977年生まれ
2010年に有限会社ロストヒルズを退社。
2011年よりフリーでの活動を開始(?)。

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旅のお供にいかがですか?

2008.10.17

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今日、紹介するのは服ではなくバッグ。
WWⅡ時にネイビー、アーミー(共に航空隊。アーミーエアフォースは空軍の前身。)で使用されていたアヴィエーターキットバッグです。
またしても軍物ですね。。。
ウチの店に来た事がない方は、このブログを見て「軍物屋」と勘違いするんじゃないかと若干不安なんですが、ウチはれっきとした古着屋です。ご安心(?)を。


<USN AN6505-1 AVIATORS KIT BAG ¥16,590>
映画「大脱走」でスティーブ・マックイーンが使用していたことでも有名なこのバッグ。
スペック(AN6505-1)から察するに、元々は海軍航空隊の操縦士への支給品だったと思うんですが、マックイーン然り、アーミーエアフォースでも全く同じモノを流用していたという、軍支給品では非常に珍しいケース。
というのも、「陸軍と海軍は仲が悪い」のは古今東西、世界中の軍隊の常なんです。
このバッグの名称にあるように海軍では操縦士のことを「アヴィエーター」と呼ぶんですが、、空軍(当時の陸軍航空隊を含む。)では操縦士のことを「パイロット」と呼びます。
海軍の中には「パイロット」と呼ばれることを嫌がる操縦士も多いそうで。


コチラがスペック部分のアップ。
初期のG-1(AN-6552)にもあるように、ANから始まるスペックは海軍の支給品に与えられるモノのはずなんですが、不思議とアーミーでも流用されていたんですよね。。。

むかし何かの本で見ましたが「AN」(ANS?)は確かアーミー・ネイビースタンダードの略で、コスト削減?のために陸軍と海軍が共同開発した物に付いていたスペックらしいですよ。
でも規模や任務の違いと、やっぱり仲が悪かったらしく(笑)結局は海軍が使用することが多かったみたいです。

追記:このブログを読んでいただいている方から、上記のコメントをいただきました。
ありがとうございます。スッキリしました。


変わった形のクラウン社製バネジップ。ジッパーエンド部分も丸型の止め具を使用した珍しいジッパーです。


正面のほかに、側面にも元の持ち主の名前がステンシルで入れられています。


上面には雰囲気のある手書きのペイントが施されています。


<USN(?) "NAVAL AIRCRAFT FACTORY" AVIATORS KIT BAG ¥13,440>
コチラも同じくアヴィエーターキットバッグだと思うんですが、スペックがどこにも入らない他、上のモノとは色、サイズ、仕様などにかなりの違いが。


バッグ正面左下にうっすらとスタンプが入ってます。後ろの"AIRCRAFT FACTORY"ははっきりと読めるんですが、最初のワードがうっすらとしか見えません。恐らく"NAVAL"と入っていると思います。
なので、このバッグは海軍航空機工場で使用されていたモノと推測。


コの字止めで、ホックレスに似た形状のタロンジップを使用。
年代的には30年代末~40年代初頭頃に作られたモノじゃないでしょうか?


コチラはジッパーカバーに元の持ち主の名前が入っています。


2つのサイズ感はこんな感じ。って、全く伝わりませんね。。。
"NAVAL AIRCRAFT FACTORY"のほうが、AN6505-1より2回りくらい小さいサイズです。
普段持ち歩くにはちょっと大きいサイズですが、2、3泊くらいの旅行、オシャレ部屋での荷物の収納に最適だと思います。
旅行好きな方 or マックイーンファンの皆さん、いかがでしょうか???

Comments: 3

むかし何かの本で見ましたが「AN」(ANS?)は確かアーミー・ネイビースタンダードの略で、コスト削減?のために陸軍と海軍が共同開発した物に付いていたスペックらしいですよ。
でも規模や任務の違いと、やっぱり仲が悪かったらしく(笑)結局は海軍が使用することが多かったみたいです。

ほしのさん、コメントありがとうございます。
そう言われてみると、確かに僕も本か何かでソレを見た(聞いた?)ことがあるような気が。。。
モヤモヤがすっきりしました。
ありがとうございました!

USN AN6505-1 AVIATORS KIT BAG ¥16,590

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