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栗原道彦フリーバイヤー(?)1977年生まれ2010年に有限会社ロストヒルズを退社。2011年よりフリーでの活動を開始(?)。

クリちゃんがイクッ。

栗原道彦
フリーバイヤー(?)

1977年生まれ
2010年に有限会社ロストヒルズを退社。
2011年よりフリーでの活動を開始(?)。

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囚人ブーツ。

2009.07.04

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今回もやっぱり靴の紹介を。
といっても本日はスニーカーではなく、たまにはブーツでも。

blogphoto1jul09 021.JPG
<'51 PRISONER BOOTS SIZE: 8 1/2D ¥20,790>
パッと見、軍モノっぽいシェイプのブーツですが、実はコレ、50年代に生産された囚人用のブーツなんです。
ただソレと分かる印はドコにも入っていません。インソールに「1951」という生産年(もしくは契約年)と思われる刻印が入っているだけ。
じゃあコイツがなぜ囚人用と分かるかというと、コレを売ってもらったディーラーのTさんからあるエピソードを聞いたからなんです。

ソレはこの子ではなく、Tさんが以前にこの子と全く同じブーツを入手したときの話なんですが、あるフリマで爺さんが売っていたそのブーツ、実はその爺さんの甥っ子が60年代に刑務所に服役していた時に支給されて履いていたモノで、ソイツが釈放されたとき、本当は返さなきゃいけないそのブーツをパクッて娑婆に出てきたそう。
で、そんな思い出いっぱいの1足をその爺さんが勝手に(?)売ってしまったという(笑)。

前述した通り、見た目は40's USネイビーのサービスシューズにかなり似ています。
刑務所に納入されていたということで、恐らく軍にシューズを納入していたメーカーが生産していたんじゃないでしょうか。

blogphoto1jul09 020.JPG
囚人用ならではのディテールがこのアウトソールで、かかと部分に金属が打ち込まれています。
この仕様により、囚人が刑務所内のコンクリートの上を歩くと足音が響き、脱獄等を防げるようになっているようです。

数ある囚人モノの中でも、コイツはなかなか市場に出てこないアイテムだと思います。
是非、見るからに悪そうな方に履いてもらいたい1足ですね。

Comments: 2

まだ在庫してますか?

しょうピンさん、お問い合わせありがとうございます。
こちらのブーツですが、残念ながらすでに売れてしまっております。
申し訳ありません。

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