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栗原道彦フリーバイヤー(?)1977年生まれ2010年に有限会社ロストヒルズを退社。2011年よりフリーでの活動を開始(?)。

クリちゃんがイクッ。

栗原道彦
フリーバイヤー(?)

1977年生まれ
2010年に有限会社ロストヒルズを退社。
2011年よりフリーでの活動を開始(?)。

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17日目終了。

2012.12.02

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17日目終了。 17日目終了。 17日目終了。

この一週間でマイナス6℃の極寒地からTシャツ短パンで終日イケるところまで長距離移動してきたので、流石に体調が芳しくなくなってきました。
それに昨晩は片側一車線、中央分離帯&路肩なしでハイビームじゃないと数百メーター先が見えない真っ暗な田舎のハイウェイを数時間走ってたのと、途中かなりデカい鹿が車道にいきなり飛び出してきて轢き殺しそうになったハプニングもあり(笑)で、フラフラになって野営地に到着、ブログを更新する余裕もなく寝落ちしてしまいました。。。

そして、ようやく本題(?)のXXデッドについてなんですが。
先日お初の街を回っていた際に、通りがかりに古くからやってそうな店の壁にリーバイスの文字を見つけ、すぐにUターンして車を停めてその店に入ってみたんです。
で、店内をくまなく詮索するもやはり古いモノは一切なく、オーナーらしきおっさんにダメ元で「日本から来てヴィンテージの服を探してるんだけど、何か古い在庫ない?リーバイスとか?」と聞くと、おっさん曰く「5年くらい前に日本人が来て、アメリカ製の501を数十本、まとめて全部買ってったよ。」との事。
それなりに日本人が来てる街だし、まあやっぱりそうだろうなと思っていると、おっさんが不意に壁の天井付近に掛かってた巨大なパンツを指差して、「あ、でもアレは相当古いよ。」と教えてくれたんです。
かなり高い位置に掛かってたとは言え、自分で気付かなかった事に軽くショックを受けつつも「何年代?赤耳?ビッグE?」と聞くと、おっさんに「ナニイッテンダ、コイツ?」みたいな顔をされたのでとりあえず見せてもらうコトに。
掛かってた時はフロントを前面にしてたので見当がつかなかったんですが、降ろしてもらって見ると、それがまさかのXX。
話を聞いてみると、彼はその店を10年くらい前に元のオーナーから在庫も含めて丸ごと買ったらしく、このパンツはバックルームの隅で埃を被ってた古い箱に入っていたんだそう。
そして上述の501を買った日本人が来た後にその箱を見つけてコイツを壁に掛けたので、幸運にも僕が来るまで残っていたんだとか。
で、恐る恐る「コレ、欲しいんだけど売ってくれない?」と聞いてみたところ、おっさん「いいけど高いよ、◯◯◯ドル。」と、こちらは残念ながらちゃんと価値を分かってました(苦笑)。
で、そこから交渉してまあボチボチはまる値段で売ってもらう事に成功したんですが、おっさんの話を更に聞いてみると、その箱には他にも数本、普通に履けるサイズのジーパンが入ってて、それらはそのまま普通に店頭に出して40ドルでローカルに売ってしまい、その後に古いリーバイスに価値がある事を人から聞いて知ったんだとか。
それがつい最近、2、3年前の話というからスゴいですね。
この21世紀にまさかXX、もしくはソレに近い年代の501のデッドが街の洋品店の店頭に並んでいたとは。。。
履けるサイズのほうも買えなかったのは非常に残念ですが、考えただけで胸がアツくなる夢のあるお話でした。

実はこの他にもうひとつ、デッドにまつわる話があるのでソレについてはまた後日に。。。

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