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南井正弘Freewriter&Sneakerologist1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

履けばわかるさ、着てもわかるさ

南井正弘
Freewriter&Sneakerologist

1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

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今日のB級グルメ@ソウル

2008.11.20

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ガイドブックに載っているお店のすべてが美味しくないとは言わないけど、ひとついえること。それはガイドブックに載ってない安くて美味しい店はたくさんあるということ。ミラノでも、ナポリでも、そしてここソウルでも、口コミや現地からの情報で、そんなお店を見つけてきました。今回紹介するお店は、元々は文芸春秋から発行されていた今はなき「Title」の韓国特集にこのお店が位置する馬場洞の食肉市場にある別の店が掲載されてて、友人といったことから。この特集はマニアックで発見も多かったけど、言葉の間違いも多かったという印象で、そのときに発見したのが掲載されている店よりも明らかに客が入っていて、活気のある店。それがこの「チョンボッテ」。韓国語で電信柱という意味で、昔は店の真ん中に電信柱があって、雨漏りが大変だったらしい。話を元に戻すと、このお店がある馬場洞の食肉市場の焼肉横丁では、ミッパンチャン(無料でたくさんでてくる付けだし)に刺身類が含まれてて、おかわり自由。ここんちではレバー、センマイ、そして個人的に大好物のチョッス(脊髄)もあるのが嬉しい。チョッスはBSE(狂牛病)の特定危険部位なんで、日本では食べれないんですよ。希少らしく、おかわりのときはアピールしないとレバ刺とセンマイ刺だけのこともあります(贅沢なクレーム)。本題の焼肉は、最初はモドゥムという盛り合わせを頼んで、気に入った肉を追加するといいでしょう。個人的には、もう好きな肉が把握できてるので最近はアンチャンサルだけ(ハラミ)をいただくことも多いです。アンチャンサルは歯ごたえがあって、いかにも肉って感じがいい。ここ一帯のお店は、肉本来の味で勝負する系で、モミダレとかには浸けてないし、霜降り系の肉が好きな人には向かないと思うけど、連れて行ったほとんどの人が満足してます。ソウルに住んでる友人のほとんども行ったことがなかったらしく、日本人の自分がこんな場所を知っていることに驚いていました。もっと馬場洞食肉市場の焼肉横丁を知りたい人はココに詳しく書いてあります。「チョンボッテ」以外にも美味しい店があるので、食べ比べて自分のお気に入りを見つけるのもいいかもしれません。ちなみに現時点では日本からの観光客はあまりみかけませんし、日本語はほぼ通じません。

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これで「チョンボッテ」と読みます。

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これがモドゥム(盛り合わせ)30000ウォン(約2000円)


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これがアンチャンサル(ハラミ)300gで20000ウォン(1350円)

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おかわり自由のレバ刺、センマイ刺、そして脊髄刺。


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サービスのソコギムック(牛肉と大根のスープ)。さっぱりしていて、これが本当に美味い!ほかの店だとテンチャンチゲ(韓国風味噌汁)の場合も。


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地下鉄5号線馬場洞駅から徒歩12分ほど。タクシーで行くときはココの地図をプリントアウトして、「マジャンドン ヒョンデアパート」といったほうがいいかも。食肉市場を目標にタクシーに乗ると、私のように荒くれ男や声のデカイおばちゃんの働く市場内を10分以上彷徨うことになるかもしれません。

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狭い路地に似たようなお店が並ぶ。

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