今日のレース@湘南 - 履けばわかるさ、着てもわかるさ（南井正弘）

「お酒はぬるめの燗がいい、肴はあぶったイカでいい、マラソンはやっぱり寒いほうがいい」

フルマラソン二回目の出場となるのは、「第４回湘南国際マラソン」。西湘バイパスを走る人気の大会で、コースもほぼフラットで、走りやすいことで知られています。当日は晴れ、朝から気温がグングン上昇します。前日は藤沢のホテルに宿泊し、「すべらない話」を見ているとテンションがあがり、眠れません。またも睡眠不足で一つ目のミステイク。さらに二つ目のミステイクに気づきます「長袖しか持ってきてない！」。マラソンのスタート地点といえば、ブルブル震えているランナーがお決まりですが、この日ばかりは皆快適そう。逆に走る前から長袖がウザく感じてる自分は、この時点でマイナス5ポイント。それにしても凄い参加者の数です。

今回の目標は4時間30分。以前もらったナイキのペースカリキュレーターを見ると、10kmが1時間3分30秒、20kmが2時間7分41秒など、かなりゆっくりなペースで走ることになります。周囲を走ってる人をみると、あきらかにあまり走ってなさそうな人も多い。そんななか、あえてペースを抑えて走ってるベテランっぽいオジさんもいるので、フルマラソンのコツは「速く走れるのに、あえて抑えてペースを刻むこと」と確信します。とにかく暑いので、10km地点で袖を捲り上げるけど根本的な解決にはならなかったです。30km前後まではペースをキープするも、肌がヒリヒリするほど陽射しが強くなり、ペースダウン。ここで「とにかく歩かずに走り続けること」に目標変更しました。頭の中では最近ipodに入れた「どぶろっく」と「鉄工所ラップ」、ドリカムの「大阪LOVER」と中山美穂の「ただ泣きたくなるの」が無限ループ。35km以降は歩いている人のほうが多い中、ゆっくりながらも順調に走り続けます。ただ最後の4kmは本当にキツかったですね。8割がたが歩いている状況で、自分も誘惑に負けそうになりましたが、ランス・アームストロングの言葉「痛みは一時的だけど、諦めたら一生後悔する」を思い出し、走り続けます。ゴール付近の歓声が自分を後押ししてくれゴール。タイムは自分のGarmin405で4時間47分。自己記録は更新です。正直いってタイムは納得いかないけど、今回の収穫は「一度も歩かず、一度も立ち止まらなかったこと」。本当の意味でフルマラソンを完走しました（なので前回のポートランドマラソンのblogでは完走という言葉は使いませんでした）。途中ストレッチしたり、栄養補給したほうが、タイムはよくなるという人もいますけどね...。

20度を超える気温だったために、倒れこんでいる人がかなりいましたが、救護の人はもちろん、それ以外のボランティアの人がストレッチを手伝ったり、冷却スプレーをかけてあげたり、エアサロンパスで手当てしたりと、この大会は本当に至れり尽くせり。テーピングしてもらってる人もいました。厳密には...ですが、参加者にとってはこういうの心強いですね。ポートランドマラソンのときの自分は完全に放置プレーでしたから。あのときは本当に心細かったですよ。

さすがに約一ヶ月の間にフルマラソン2回はキツかったです。なのでフルマラソンはしばらくお休みにしようと思います。しばらくはハーフマラソン（21km）や10kmですね。

初のフルマラソンで4時間24分の好タイムでゴールした平野くん。サッカーで鍛えた強靭な肉体は健在です。またレースに出場しましょう。

去年まで同大会のスポンサーだったNBの前川氏。ハーフまでは1時間50分と快調だったものの、暑さetc.でペースダウン。残念ながら28.3kmの第三関門の制限時間で競技終了。全身がつったりとかいう症状はポートランドのときの自分と全く同じ。「速く走れるのに、あえて抑えてペースを刻むこと」を覚えれば次回はリベンジできるはず！

参加賞のナイキのTシャツがカッコイイ。今まで15大会ほど出場したけど、参加賞としてはベストな出来栄え。自分もレース後着替えました。一番上の写真がフロントで、これはバックプリント。

袖には競技の種別のプリントが「42.195」と「10k」のように。