今日のB級グルメ@新宿御苑 - 履けばわかるさ、着てもわかるさ（南井正弘）

昔、本郷三丁目に「楽仙楼」という中華料理屋があって、そこのあんかけ焼きそばが大好きでした。具はいか、えび、うずらの玉子、きくらげ、たけのこetc.が入っていて、濃い目の味がなんともいえずB級で、美味しかったです。そんな楽仙楼もコックが替わったり、多店舗展開が響いて、今ではなくなってしまいました。後半は2号店で800円の中華バイキングしたり、いろいろ工夫してたんですけどね。

「楽仙楼」がなくなってからというもの、あのあんかけ焼きそばを超える味には出会っていませんでした。久しぶりの屋外ランニングで皇居を3周したあと、濃い味が食べたくなって訪れたのが、新宿御苑の「隋園別館」。新宿エリアでは有名な中華料理の老舗ですね。昔大手広告代理店Hの人に連れてきてもらったときは、フカヒレとか北京ダック食べた記憶があって、「高い店」というイメージがあったけど、このあいだ通りかかったら、麺類、飯類はあまり高くなかったので、今度来ようと思って訪問したわけです。

オーダーしたのは、あんかけ焼きそばと水餃子（半人前5個）。あんかけ焼きそばには、レバー、モツ、イカ、えび、野菜が入ってボリュームたっぷり。一口食べると昔懐かしい味がしました。そう、あの楽仙楼で食べたのと同じ濃い目のB級テイストです。これは疲れた身体には最高です。水餃子も美味しかったけど、やっぱり焼きそばの味は感動モノでした。残念なのは、うずらの玉子が入ってなかったことくらい。お勘定も中国茶飲み放題がついて、この日は1210円でした。高い店という印象があって、今まで訪問してなかったけど、これからはちょくちょく来ようと思います。昔ながらの美味しい中華料理を食べたいならオススメです。

個人的な好みでいえば、間違いなく現在のあんかけ焼きそばランク1位。この味を探してたんですよ。B級な味を。

水餃子は半人前（5個）でもオーダーできます。

ボリュームたっぷりの玉子スープはサービス。美味しかったけど、ありえないほど熱い。やけど注意。

44歳の経験論（２９）

ただ空腹を満たすのか、それとも美味いものを追求するのか。脳にも大きな影響を与えるらしい。