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南井正弘Freewriter&Sneakerologist1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

履けばわかるさ、着てもわかるさ

南井正弘
Freewriter&Sneakerologist

1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

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今日の1足

2011.07.29

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1895年にJ.W.フォスターが1足のスパイクシューズを自作し、靴工房を始めたことを起源とするリーボック。しかしながら同社が本当の意味でワールドワイドで知られるようになったのは、1982年にリリースされたフリースタイルのデビュー以降。ガーメントレザーと呼ばれる衣類用の薄手の天然皮革を使用したエアロビクスシューズは、手袋のように足を優しく包み込み、エアロビクスプログラムのみならず、カジュアルシーンでも高い人気を得ることに成功しました。

あれから30年近くが経過しましたが、フリースタイルを始めとした'80年代にリリースされたガーメントレザー使用プロダクトは、現在もREEBOK CLASSICにラインアップされ、高い人気をキープしています。

そんなREEBOK CLASSICに当時のスペックを忠実に復刻したCLASSIC VINTAGEコレクションが登場。上質なアッパーレザーの採用、接着剤の変色の表現、濃紺のユニオンジャックボックスetc.最初期のスペックやパッケージを再現しており、古くからのリーボックマニアやスニーカーフリーク垂涎のコレクションとなっています。メンズはEX-O-FIT HI、ワークアウトプラス、クラシックレザー。ウイメンズはフリースタイル HIの合計4モデルがラインアップされています。

写真はクラシックレザーで、オールレザーのランニングシューズとしてカジュアルシーンで人気となった1足。特にUKを始めとしたヨーロッパ市場では根強い人気をキープしているモデルで、現在では数多くのバリエーションやカラーコンビネーションが登場していますが、今回のコレクションではホワイト/グレーのデビューカラーがピックアップされています。ちなみにアメリカ市場ではアッパーサイドに4本ステッチでブランドストライプを表現していましたが、ヨーロッパではプーマより意匠の類似性を指摘され、1本ステッチの採用となっていました。同モデルのリリース時にUKに本拠を置くインターナショナル管轄にあった日本や香港のアジア諸国は、当時も現在も自ずとヨーロッパと同様の1本ステッチのクラシックモデルが流通されることになりました。

このCLASSIC VINTAGEコレクションは限定店舗のみでの販売。ミタスニーカーズオッシュマンズなどで販売されてるみたいです。


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濃紺のオールドタイプのユニオンジャックの1足箱を採用。自分がリーボックジャパンに入社した1988年には箱のベースカラーはもっと薄い色調のロイヤルブルーにすでに変わったあとでした。江戸川区の平井にあった物流倉庫に行ったときにたまに見かけるくらいでしたね、濃紺の旧タイプの箱は。


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今回ラインアップされたシューズの歴史を説明するブローシャーが同梱されます。スニーカーマニアはこういうの好きですよね。

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