今日のB級グルメ@熊本 - 履けばわかるさ、着てもわかるさ（南井正弘）

熊本滞在中は馬刺しやからしレンコンなどの郷土料理を始め、お寿司、ラーメンと本当に美味しいものばかりを食べましたが、人間とは不思議なもので、日常の味が恋しくなる。「そういえばこの数日あの味を味わってないなぁ」と気付きます。あの味とはソース、ウスターソースですね。ということで最終日のランチは新市街にある「ニック」というお好み焼き屋さん。到着日に「黒龍紅」でラーメン食べたあとに気になっていたお店。ベビーカーに赤ちゃんを乗せた若いお母さんが「高校のときはホントよく来たのよ、懐かしい」って赤ちゃんに話しかけていたのが微笑ましくて気になっていたお店です。

オーダーしたのは店名からネーミングされたニック焼き定食。ハーフ焼きそばとミニちょぼ焼き（ちょぼ焼きは熊本独自のお好み焼きに似た食べ物。関西のちょぼ焼きとは異なる）、ライス（お替り自由）と味噌汁、沢庵で680円。メチャメチャ美味しいというわけではないですが、ソースの味を強く欲していたので、とても美味しくいただきました。なんかホッとする味ですね。

ちなみにこの日本のウスターソースの基になったのはイギリスLEA&PERRINS社のソースといわれています。イギリスではパブでランチも食べられますが、その際に同社のソースは欠かせません。味は日本人にも受け入れられる味。昔アメリカ人やイタリア人、フランス人とロンドンのパブに同席した際には、LEA&PERRINSのソースは彼らにはあまり理解できないって言ってました。

ニック焼き定食は680円。ソースの風味がイイ。でもよく考えたら炭水化物がトリプルですね（笑）。

長い歴史を持つ店らしく、地元ではかなり愛されてるみたい。ほかにはこんなメニューがあります。「ニック焼き」単体と「ニック焼き定食」でメニュー内容が異なるのが不思議（笑）