洋画家がニュースを薄める - 代官山通信（蔡 俊行）

人口減が止まらないと言うニュース。人口が減って何が問題なの、密度が減っていいじゃないという意見もあるが、社会保障などの問題を考えるとそんな軽口はたたけない。社会保険などはこの出生率を元に算出しているので、この数字が狂うとすべてが狂う。つまり我々は、将来年金を満足に貰うことができないのだ。


もう、少子化は、国がかなり優先度を上げて取り扱わないといけない問題なのですね。それなのにどうも机上論ばかりで盛り上がらない。まあ、即効性のある手法としては移民を各国から受け入れるというのもあるが、どうにも日本の国民性には馴染まない。排他的ですからね。


ワイドショーは、例の洋画家の先生の盗作疑惑で盛り上がっている。確かに面白いトピックだけど、少子化や共謀罪の適用も含め、国内には皆が熟考しなくてはならない大問題が転がっている。でも、やっぱりあの先生、面白いんだよな。


身を守るためにウソをつく。そのウソを取り繕うための理論というものは、結構クリエイティブな作業である。盗作というより、模写に見えるが、あれはあれでそういう意味でクリエイターなのである。