ユビキタス - 代官山通信（蔡 俊行）

　事務所にグループウェアというものを導入したのだが、これは便利なものなのかどうなのか、よくわからん。どうにも手間が余計に増えたように感じるのだが。それどころか予定を常に誰かに預けているようなもので、就業時間中に自由になる時間がどんどん削られていくようか気がする。
昨日、打合せ中に「きっこのブログ」の本についての話題が出た。最近、近所の書店にしか行ってなくてそこには積んでないものだから実本を見ていなかった。するとスタッフのひとりが現在読んでいるという。ちょっと貸して貰ってパラパラめくった。
ブログを起こしたものなので、やはり横書き。ペーパーバックのような感じ。PC上の文章はどうにも猛スピードで読み進んでいくという性向があるので、やはり紙はいいなと思う。って、ウェブの雑誌を発行しているものが、そんなこと言っていいのかと自分に突っ込んでみる。
やはり紙の印刷物はユビキタスなのだ。クルマ運転中の信号待ちでも、トイレの中でもどこでも読める。やはりここが電源モノと違う。しかし携帯電話もユビキタスだななどと思いつつ。
今朝の朝日の一面はその携帯電話の番号ポータビリティの話題。ついに来週に迫った。
ぼく自身は、他社に乗り換えると通話料が高くなりそうなのと、面倒なので乗り換えない。ほとんどメールを使っていないので気楽に乗り換えられるところにいるのにである。
その昔、なんでも選択肢は多いに越したことはない、選択肢が多いのが正義だ、なんて思っていたが、携帯電話の料金プランを見るたびにそんな思想は吹っ飛ぶのであった。