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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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ニュースの軽重

2006.11.30

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「いじめ」防止、少年マガジンに政府広報

以下引用。


政府は29日発売の講談社の少年漫画雑誌「週刊少年マガジン」に、「ストップ! いじめ」をアピールする1ページの政府広報を出した。安倍首相が「新聞では子供が読まない。少年漫画にも出すように」と指示し、初めて少年・少女漫画雑誌に掲載することにした。
政府広報は新聞とテレビが大半で、当初は新聞だけに掲載予定だった。広報には相談先の電話番号などが記され、漢字にはルビを振った。12月5日発売の白泉社発行の少女漫画雑誌「花とゆめ」にも掲載される。


引用、終わり。


そうなんだよな。最近ずっと朝日新聞にいろんな人が子供たちに向けて「いじめ」に関するメッセージが掲載されているんだが、ほとんどの子供は朝日新聞なんか読まないだろと思っていた。まあ、こうした上からのメッセージが子供たちの行動に影響するのかどうかは別として新聞より少年マガジンというのはまだマシだ。
効果あるといいですね。
ところで昨夜の夕食時にこちらに住んでいる日本人の女性の方と「日本では何が流行っているのですか」的な話になった。まあ、一般的なファッションとかの話なのであるが、昔のようにこれといった流行り見あたらないというような結論になった。
しかしよく考えてみるとこの「いじめ問題に対する報道」が流行っている。それと「幼児虐待」。さらには「殺人事件」。思えばすごい国だ。
オーストラリアは人口2000万人なのであまりニュースがないという。交通事故で3人死亡、なんてのがあればそれは大きなニュースになる。夏、海水浴場で6名が溺死したというニュースがベタ記事で、カルガモの親子が並んで歩いたというのがどうしてトップニュースになるのかと言われても返す言葉がない(ずいぶん古い話ではあるが)。
なにかが麻痺している気がする。自分自身も含めた日本社会全体が。

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