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新リア王と宮本武蔵
2006.12.20
平野が買ったというDocomo M702iSであるが、操作感に不満を持っているようだ。実際解説までしてもらったのだが、なるほど、という感であった。
そこへついに真打ち登場というか、M702iGが12月22日にリリースされるというニュース。明後日だ。どうしよう。Felica仕様の携帯にも未練はあるので903iシリーズと最後まで自分の小さな心の中でデッドヒートが繰り広げられる。いずれにせよ説明書などはお正月にならないと読む時間が取れそうにもないので暮れのギリギリまで熟考しようっと。
ところでいま遅ればせながら高村薫著「新リア王」を読んでいる。その前の「晴子情歌」の続きの作品であると言うことを知らず、しかもそういうくらいだからそれを読んでおらず、読み進めている。冒頭から色んな人物が出てきてその関係とかキャラ把握に追いつけない。おれの脳にはちょっと複雑すぎる。ひとつひとつ図に書き出しながら読むしかない。
その点、併読中の吉川英治「宮本武蔵」なんてちょろいもんだ。登場人物がどんどん縁を持って繋がる繋がる。こんなに都合の良い縁で物語が展開するなんて現代の小説ではやはりあり得ない。良い時代だったのだろう。にしても面白い。文に贅肉が付いていないから切れ味がするどいのだ。海外文学にありがちな歪曲で回りくどい表現もないし。これももうすぐ読了。お正月休みはこの勢いをかって、新記太閤記に行ってみようと思う。
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