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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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三宅島マン島計画

2007.02.26

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 その昔、かれこれ20年ほど前、オートバイのレースを真剣にやっていた。収入のほとんどをそちらに費やし、それを最優先に暮らしていた。結果、残ったのは梅雨時にしくしく痛む右膝と、曲がったまま元に戻らない左手の中指だけである。
その後、すこしまじめに仕事をするようになり、まあ現在に至るわけであるが、今から考えても無謀な暮らしぶりであった。
そういう歴史があるのでいまだにバイクのレースには関心が高い。
そこへこのニュースだ。


三宅島オートバイレース「危険」 プロライダーが報告書


イギリスのマン島で毎年行われている公道を利用したレースの三宅島版を開催し、島おこしをしようという都知事のアイデアであるが、こうしてプロライダーが反対してしまえば開催は無理だろう。確かに転倒リスクのあるバイクレースでは、緩衝エリアがない公道は危険だ。分かっていても無理をする人が出て、大事故が起こる可能性が高い。
うまくコースをセッティングし、安全面を担保できるのならバイクメーカー、バイクマニア、そして島の人たちにとって大変大きくて楽しいイベントになるに違いない。仮に開催されることになるのなら、自分もエントリーしたいものである。もちろん旧車の部で、コンペティションではなく走行会的なライディングに。
これも都知事選を睨んでの石原知事のアイデアである。ぼくは個人的に石原都知事個人の思想や哲学、とくに選民意識から生じる差別意識についてまったくついていけないし、嫌悪感さえ憶えるのだが、先の東京マラソンといい、この件にしても民度の高い趣味人的なアイデアを持ってそれを実現しようとする姿勢は評価する。他のどんな人が都知事になってもこんなことに情熱を傾けることはないだろう。
ところで黒川紀章氏の都知事選立候補であるが、あれは何だろう。泡沫扱いにするには社会的な地位もあるお方。ご乱心か。

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