ふぐ - 代官山通信（蔡 俊行）

　ふぐのシーズンも残りわずか。ってんで昨夜は今シーズン最後のふぐを食べた。
しかしこのふぐであるが、オーセンティックな食べ方ではない。お店自体はオーセンティックなのだが、店のオーナーが特別にユニークなメソッドでふぐを食わせるのだ。紹介者はお馴染み中西哲生くんとその婚約者である原史奈さん。入籍前のお祝いと言うことで一席設けた。
そのユニークさというのは、ふぐをオリーブオイルで食すというもの。ポン酢もあるけど、選択肢が複数あるわけだ。そのオリーブオイルというのもすごい。アラン・デュカスのレストランでしか出さない専用のオリーブオイルを特別に分けてもらっているのだそうだ。これが美味しいのなんの。普段小食の自分であるが、出されるものすべて完食してしまった。
特に雑炊にはすこし感動。
しかしこのお店、3月いっぱいで休店。そしてまた10月に再オープン。そう、年に半分しか店を開けてないのだ。
11月には白トリュフとふぐを一緒に食べられるコースというのもあるらしい。一体いくらかかるんだ？　そんな目が飛び出るような金額でもそれに見合う価値がありそうだ。
よし、来月からふぐ貯金をはじめよう。