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うなぎとDSG
2007.07.05
ここ数年あれだけ読みまくっていたクルマ雑誌とバイク雑誌に目を通す機会がめっきり減った。そのため新しい技術などの情報がまったくない。以前ならクルマ・バイクに関する口プロレスなら東洋太平洋級クラスだったのに、いまでは県選抜も怪しいレベル。すでに車種、車名ですらわからなくなってきた。
昨日は雨の西麻布であった。ちょっとした取材を終え、次の打合せが元麻布。時間が空いたので昼食をそこら辺で。しかし西麻布、昼のランチになると結構、お店が限られるのだ。夜であればいいお店がこんもりとあるのだが、ほとんどの名店は昼はお休み。方々、かけずり回った挙げ句、チョイスがないので叙々苑の遊玄亭でということになり歩いていたところ、うなぎ屋を発見したのでそこにした。時は12時40分頃。次の約束は2時。
店内はまったく活気無し。いやそうではない。従業員は大勢いるのだが、客の姿が見えない。入り口で40分かかると言われたのだがまあ時間は大丈夫だ。2階の個室に通され、ビールを少々。そこで待ち時間にう巻きをサカナにクルマ談義である。
一緒だったのが雑誌Begin誌の編集担当で、こやつは以前クルマ雑誌の編集プロダクションにいた。うちの平野の先輩でもあるクルマというか乗り物に詳しい人物である。
そこでポルシェの話をしていたらヤツは次の998モデルからは“DSG”が搭載されるだろうというのである。詳しくはリンク先のwikiを読んで欲しいのだが、つまり進んだオートマチックトランスミッションのことである。すでにフォルクスワーゲンの一部の車種に搭載されていてレーサーの走行テストでもマニュアルよりこっちの方が早いというデータも裏付けられているということだ。へー。
曰く、アストンマーチンなどについているセミオートマなど進化の途中であって、DSGの方がなんぼか進んでいるということであった。
この男、こういう話をさせると抑揚なく止めどなく喋るので適当に話題を脇に振り、今度はうなぎ屋の40分について討論。客の顔見て、うなぎの頭に釘打って割いて焼いて蒸してまた焼くなんてことを本当にやっているのかという穿った話。自分の経験では上野毛のうなぎ屋“きくかわ”なんて入店時40分と言われるのだが、明らかに30分以内に来る。この店も注文受けて30分くらい放置して残り10分で温めているのではないかなんて。
そんな話が聞こえたのかどうか、待てど暮らせどうなぎがこない。
時計を見ると1時45分。客なんてほとんどいないのに1時間もかかっとるやないけ。結局5分で流し込み、タクシー拾ってギリセーフ。
しかし1時間待って5分で食べるという食事もどうかと思う。ローギヤで引っ張りに引っ張った挙げ句、シフトアップしたものの直線が終わったという感じに近い。やはり食事もDSGのようにバランス良くスムーズな方式の方が良いようで。
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