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いち相撲ファンより
2007.10.01
どんな業界にも隠語というものはある。ぼくらの周りにもいろいろあるが、撮影に関するものが多い。古い映画関係者からの伝統が、そのままスチールの写真の世界にも降りてきたものだろう。「八百屋にする(撮影物の奥を持ち上げて八百屋の台のような形にして、撮りやすくする)」とか「下手、上手」、「わらわす(どかす)」とか「バラす(決まったスケジュールを一旦ちゃらにする時など)」などなど。
寿司屋の「あがり(お茶)」なんかも有名ですね。「お椀ゲタで(3個)」なんていうのもよく聞く。
昔の業界人は「ゲーセン(5千円)、ツェーマン(1万円)」ね。これはジャズメンの隠語で最近はあまり聞かない。しかし音楽業界ではいまだに健在ではないかしら。
で、相撲界。ここも隠語の多い業界です。「金星(美人)」とか「注射(八百長を頼む)」とか「馬力(お酒)」とかね。その相撲界に新しい隠語が誕生したようで。「かわいがる」というもんです。これは「弟子を殺す」という意味。
情報も教育も行き届いているこれからの若い世代は、こんな世界にはもう絶対入りません。相撲界はもうおしまいです。残念ながら。
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