桜咲く - 代官山通信（蔡 俊行）

　春の陽気の週末、朝のコーヒーは馬事公苑のスターバックス。ここは隣接しているTSUTAYA内の書籍が持ち込み可能で、ほぼ毎週末通っている。一時間あまりの滞在で新書を一冊速読、あるいは斜め読みするというのが、通例だ。先週は一冊。「不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか 」(講談社現代新書) だった。面白い。これはぜひ我がオフィスのスタッフにも読ませたい。人数分買ってそれぞれにプレゼントしようとも思ったが、そんなことをしてもたぶん誰も読まないだろうからやめた。
朝夕の挨拶がないとか、自分の責務さえ済ませばいいとか、とにかく意識の低下というか働き手の身勝手についての興味深い論文である。経営側からも社員側からも当てはまる点が多い。こういうのを読んで態度を改められる人はいったいどれくらいいるのだろうか。
そんなことをつらつら考えての帰り道、地下水のパイプの破損現場に遭遇。写真では大したこと無いみたいだが、かなりの大騒動だった。消防車が何台も。火というより水なのに消防車。なんでなんだろうね。



そして昨日。陽気に誘われ近くの緑道へ。ここは桜並木で例年とても賑わう場所。狭い緑道なのにビニールシートを敷いて宴会している花見客も出る。さすがに昨日はそういう人々はいなかったが、結構な人出。ぼくもずっときままに散歩した。こんな桜並木。



その勢いでなんとなく公園に行きたくなり、砧公園まで。こっちの桜もまだ一分咲きという感じだが、ものすごい人出。ジョギング中、あまりの人の多さに通路を横切るのも大変。興が乗り、1時間半のLSD（ロングスローディスタンス）。のつもりがやはり多くのジョガーを見ているとどうしても勝負したくなる。なのでどんどん先に行っている人を追い抜く、追い抜く。
おかげで周回1.67kmのコースを8分強という自分にとってのハイペース。距離はおよそ10kmほど。あまりの運動に腰が音を上げ、夕べは疲れよりもそっちで寝入りが悪かった。
健康なのかそうでないのか自分でも不明。今週はすこしおとなしくしてよう。