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代官山の価値
2008.08.12
代官山は商業地としての価値はまだ残っているのだろうか。最近、いつもこのような疑問が頭に浮かぶ。アドレスのオープン後、ちょっとしたミニバブルみたいなことがあり、多くの観光客で賑わったが、それもつかの間。あっという間に人々は去り、いまや見る影もない。
しかし相変わらず家賃は当時ミニバブル期のまま。
はっきり言って、ここ代官山にはもはやそんな価値はないです。
なのに最近も新しい店舗工事がそこここで始まっている。
イタリア在住の友人宮本からこの秋代官山に「EATALIA」(イータリア、おやじギャグ的語呂合わせ)という向こうで超話題の食料品店がオープンするのでは? という調査依頼が来た。しかしそんな規模の開発っつーか、スペースが余っているところはない。あるとすればしょっちゅう業態を買える成城石井がいま工事中なのでそこかも知れない。ちなみにこの成城石井は牛角やらampmやら運営しているレインズインターナショナルがやっているスーパーのアンテナショップ。
さらに長年、代官山で静かに営業していた木屋ギャラリーが先月だったか先々月に店を閉め、いまなんらかの工事中である。アールデコものでは日本有数のお店だったのに残念。ぼくがしっているだけでも30年近くここで営業していたと思う。日本橋・木屋(刃物屋さん)の息子さんが経営していたお店でした。
その八幡通の裏筋でもいまいろんなお店が開店準備中。大丈夫か、代官山で。
大手資本がアンテナショップとして採算度外視して開店するならまあ分かるが、個人資本で本当にビジネスするのにはここはあまりにもリスキーだ。
これから出店とか考えている人がいるならもう少しそのあたりを考慮した方がいいと思いますよ。
ちなみに代官山で飲食店ビジネスは成功しません。
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