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ABCがUAの筆頭株主に
2009.06.05
ABCマートがユナイテッドアローズの筆頭株主にというニュースですが、もうこれはファッション業界の皆さんは織り込み済みというか、すっと噂されていたことですね。やっと公式に発表されたというところでしょう。
S界B化社のTくんではないですが、UAの株価をちょいと調べてみました。いま600円台。ここ3ヶ月は右肩上がりのトレンドだけど本日の段階で時価総額は267億5000万円。つまり267億あまりを持っていると会社をまるごと買えるわけです。その時価総額の23.3%をABCマートが取得したというわけです。
ABC側からするとUAのブランド力や商品企画力、マーケティングなどの手法を取り入れ、ABCは好調を維持している店舗オペレーションやら、人材マネジメントなどの強みをUAに移植し、お互いさらなる高みへ登っていこうというのが表向きな話でしょう。が、裏でどんなネゴがあったかは、誰にも分かりません。
株式の10%以上を持つと会社の解散を裁判所に請求できるとか、たしか20%以上だったか持つと連結決算に組み入れられるなどがあります。つまりUAの売上はABCの連結に入れられるということになるのでしょうか。
いずれにせよこのニュースのインパクトは非常に大きいと思います。
ABCさんが次の一手をどうするのか個人的には非常に興味があります。3分の1以上を持つと「特別決議」の拒否権が持てるのでそこまで買い増すか。つかこれは今後の株価次第ともいえるでしょう。
株価を決定する大きな要因のひとつである「売上高」や「成長性」ですが、正直今年来年のアパレル業界は辛い。
いまUA各店では「VANS」が売られていますが、同じようにABCがエクスクルーシブを保持する「ホーキンス」などもUA店舗にならぶのでしょうか?
そう言う経緯で店頭に並ぶホーキンスに
UAらしさを感じ取る事は出来ないかも知れません。
ただ、かなり以前、重松さんがメディアで
「どう生き残るか、それだけを考えて経営している。」と言う様な内容の事を
語っておられたので、矛盾はないし失望する様な事はありませんが・・・。
お世話になっております。
どうなんでしょう…被害者みたいなポーズもイヤですし、
こちらとしてはなんともコメントできません…