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昨日の原宿
2009.07.07
先日、某セレクトショップにお勤めになる方と食事を共にしたのですが、どうも今年のセール、あまり盛り上がってないそう。いやあ、大変ですね。プロパーもダメ、セールもダメとなると後は何が残るのでしょう。
背景にはアウトレットの増加というのがあるのではないかと勘ぐっています。動きの良くない商品が店頭からわずか3週間でアウトレットに流れてしまう仕組みというもは、客にとってはありがたいものの、それが日常になるとプロパー買いをする人間なんてほぼ一部のファッションビクティムだけになるのではないでしょうか。
昨日、某セレクトのプレスルームに行きました。プレス子曰く「いまファストファッションが騒がれていますが、あれは一時の勢いだけ。若い子向けの雑誌で煽るもんだから若い子たちが、ああいうのがカッコいいと思ってきている。でもそれもそう長くないんじゃないですか」なんて言っていた。確かにそうかも知れませんね。
その後、世間話や秋物の予約などをしてプレスルームを後にしましたが、近くにあるセール中の肝心のお店には結局寄らずじまい。自分ですらそうなんですから、そらセールも閑散としますわな。
プレス子の口にした言葉がただの強がりか、それとも近い将来を言い当てた言葉なのか。どっちなんでしょう。未来が楽しみです。
昨日の原宿、ランチタイムにもかかわらず、相変わらずフォーエバー21は、行列でした。H&Mはそうでもないです。コレクトポイントも人は閑散。龍の子は相変わらず満席でした。
ファストファッションを“安いから”“今だから”売れているだけ、と思っているお店はその流れが一段落しても売れるようにはならないんじゃないでしょうか。
先方が下がってきたことで相対的に自分とこのバリューが上がった(戻ってきた)気になるだけでは?
“昔は・・・”というつもりはありませんが、売り子さんたちにはもう少しサービスを学んでいただきたいと思います。
同じものが二件隣のお店に売ってたりする時代なんですから。
栗野さんに、「それ、うちのじゃないですよね?どこのですか?」
そう言って欲しくてアローズに行ってた時期がありました。
(つまり黙殺できない他社ものを着て認めてもらう、と言うチャレンジです。)
今も昔もコットンはコットン、TシャツはTシャツ。
それでも高額品を選んで後悔しない
「買う喜び」があった。
(昔話がいい事だとは思っていませんが)
付加価値は情報ではなく、それを伝えてくれる「人」にあると思います。
某セレクトに「人」がいれば早晩、プレス子の予測通りになるでしょう。
ただファストファッションにも「人」がいると思ったら自分はそちらに行くでしょうね。
景気悪化で収入も減り、セレクトショップに行きたくても行けなくなった..当然買えなくなってしまいました。逆にユニクロなどはデザイン力、クオリティも上がり、魅力的な商品が増え続けています。昔セレクトショップで御世話になっていた僕らも満足する商品をユニクロは続々ラインアップしています(全てとはいいませんよ..ごく一部ですがね)。まあ収入に余裕が戻れば、当然ユニクロでは満足しないと思います。ただセレクトショップの面子も一層頑張らねばダメ。昔は憧れだったショップのスタッフも今ではそこらのお兄ちゃんと大差ナシ。挨拶もろくにできないし、商品知識もボクらリアルタイム世代にかなわない。そんなショップにわざわざ足運ぼうと思わないワケです。ファストファッションを“安いから”“今だから”売れているだけ、などと負け惜しみ言わないで、基本に戻って魅力的なお店作りに徹していただきたい! ボクらを態々でも来店させたくなる"お店作り"してみせてください。
そうですね。お店に行くのはただモノだけを買いに行くだけではなく、そこにいるスタッフなんかと情報交換してお洒落道を極めるのも目的だったわけですよね。
お店スタッフの知識の低下という話は良く聞きますが、それはレベルが下がったのではなく、お店の数が増えすぎて、個性的で仕事のできるスタッフが足りないということなんではないでしょうか?
アメリカのメジャーリーグベースボールのチーム数が増え、各球団のレベルが下がったように。
それでも本店とされるお店だけでも、一軍で揃えて欲しいですよね。
上記の御三方の文章にとても共感してしまいます。
世代的な点は別として、正直、今どうしても「この店でなきゃ!」みたいな物を感じるショップは無くなったように思います。
ファストファッションもあまりよく知らないので何とも言えませんが(SPA系はGAPとユニクロしか入った事がないです…)
ファストファッションが流行る理由も何となくわかります。
不景気というのもあるでしょうが(恐らく最大の理由?)今のセレクトショップにファストファッションとの差違が無いように感じます。
「同じような印象」しか受けないなら安くて物も溢れてる方に行くのは当然ではないでしょうか?
フォーエバー21はH&Mが流行り物で終わるのか定番になるかはわかりませんが今の主要なセレクトショップのスタイルが
今のままである限りは客の食指が動くかという点ではやはり今と変わらないままだと思います。
みなさんの指摘されていることはもっともな事なのかも知れません。
セレクトショップの関係者もこの稚拙ブログ読んでくださっているだろうから、そんな声が届いて今後きっといいお店づくりをしてくれると思いますよ。つか、思いたい。いや思わせてくれるよね。思わせてください。思うだけでいいです。
同感です。あまりにお店が増え過ぎてしまいました。何事も増えすぎると有難味にも欠けますもんね。一軍だけの本店。大賛成ですが、他店舗の必要が全くなくなりますね(笑)。
私自身はお店スタッフの知識の低下というのはあまり気になったことはないです。
現状それで事足りているんだろうな、と思いますし、当時(10年前としときます)に比べて
万事に求められている処理スピードは尋常ではないとも思いますので、
彼らなりに苦労してるはずです。
ただ、全般的にホストとしての自覚の少なさに対して悲しくなるところはありますね。
そのマナーがあれば、オジサンたちは喜んで生き字引としての知識を教えて(ひけらかして?)
くれると思いますよ。
明日のために役立つと思うんだけどなぁ。
いつになく(失礼)、コメントが多い。
ごくごくありきたりな内容かもしれませんが、
一瞬でも情報がインタラクティブだと感じると気持ちが高揚しますね。
しつこいですが(笑)付加価値は情報ではなく、それを伝えてくれる「人」にあると思います。
ネット社会ですしね。
カリスマは、既に知ってる情報を再確認させてくれるだけでもいいんです。
そして、その人に「似合いますね〜。」と言われた時の喜び。
そこんとこのオーラはどうなのよ?
と、全ての旗艦店にお立ちになる方々に問いたい。
ああ、気持ちが高揚して、ついえらそうな事言ってしまいました。
葵さんはじめ皆さんのご意見、しみじみ痛感しております。私、現在47歳・・・小学生の頃より"VAN"に始まり”ポパイ”で学び、今日も飲食店を営む傍らファッション熱は依然進行中でございます。確かに皆さんのご意見の様な”ショップのあり方”のにも一理あると思いますが、私が思うに”ネットオークション”またはリサイクルショップの影響も多分にあると思います・・・過去に高価で購入を断念していた憧れの一品(例えばオールデンのコードバン990)依然3000円で購入しました(笑)確かに”セコハン”は一部の方にはナンセンス扱いかもしれませんが、ヨーロッパの蚤の市もある意味同じモノ??本当は”District”で栗野氏から購入したい!と思うのですが、所詮自己満足を満たし、自分の生活レベルを考慮すればこれで十分・・・と自問自答しつつ日々楽しんでいる方も少なからずいらっしゃるのではのではないでしょうか?
>本当は”District”で栗野氏から購入したい!と思うのですが、所詮自己満足を満たし、自分の生活レベルを考慮すればこれで十分・・・と自問自答しつつ日々楽しんでいる方も少なからずいらっしゃるのではのではないでしょうか?
irikin さん、正に自分がそんな感じです。
ネットオークションの利用とは少し理由が違いますが、好きだったブランドやショップの商品のここ数年の高騰を見るとつい…。
「これは(ここは)本来はカジュアルに楽しむ向きの商品だったのに何だか値段はカジュアルじゃないなあ(苦笑)」と思うと。
好きなブランドだけどもっと適正な値段(誤解を恐れずに書きます)で買い物がしたいと思います。
それとプレスの方の「雑誌が若い子達にファストファッションを煽るもんだから云々」の言なんですが、それを言い出したら
僕は(こんなHNですが男性です)現在33歳ですが、10代20代の頃は活字雑誌を基にブランドやショップの歴史、蘊蓄、
流行から定番全部教わったものです。それが当たり前でしたし僕の周りでメンノンやチェックメイトを読んでない奴は居ないって位でした。
90年代の後半にはファッション雑誌が男性向けでもどんどん細分化されてあらゆるジャンルをカバーする状態になっていったのを覚えています。
何を言いたいかといいますと今の若い子だってそういった意味では同じじゃないでしょうか?
ファストファッションに定着する子もいればそこから別に行く子もいるでしょうし雑誌云々では無いと思うんですよ。
でも今回の蔡さんやみなさんの書込みはとても読んでいて楽しく嬉しいです。
今回の日記に関しては「俺にも語らせろ。私にも言わせて」と思ってる方は多いじゃないでしょうか。
反響すごいですね。
いかようにもファッションは楽しむべしというirikinさんのスタンス素敵じゃないですか。
ネットでもファストファッションでもアウトレットでも、ユーザーが選択する自由はあるはずですからね。
そこにいいも悪いもないと思います。
だいたいお店の人が“オークションでこれ落としました~”なんてブログで言ってるくらいなんですから(笑)。
低価格やスピードでは隆盛ファストファッション組や不夜城ネット組と
勝負できないんですから(そこは相手の土俵)、
それらが提供できないものこそが、セレクトショップの武器なんじゃないでしょうか?
というか活路はそれしかないようにも思います。
今のこんな便利な状況、待ってるだけじゃ誰も手放しませんよ。
もう一つ。若い世代がモノに"コダワリ"をもたなくなった、というハナシをよく聞きます。ファッションに限らず、例えば、音楽でもクルマでも。ボクらの世代はレコード購入するにも、このレコードは誰がギター弾いて、アイツがドラム叩いて..そんなアルバムを青山のアノ輸入盤屋で買う楽しみとか。今はi簡単にITMSで購入(若者は携帯DL購入がメイン?)。パーソネルなんて関係ナイし、流行らなくなったらゴミ箱行き。ファッションにハナシを戻せば..その短い瞬間を楽しめれば、一生モノ?など関係ナシ。「そんなの関係ねえ!」ですよね(苦笑)。なるべく安価で楽しめればそれでイイじゃん的なね。まあ昔以上に現在は楽しむメディアが沢山あって、ファッションばかりにお金使えない、という事もあるんですかね。
この欄にこんなにコメントいただけるとは。
この度のエントリは、皆さんの心のどこかの襞にすこし刺さったみたいですね。
皆さんのコメントを勝手に励ましだと都合良く解釈させていただいて、
これからもがんばります。
ありがとうございます。励みになります。
先日、某セレクトショップのスタッフが「ユ◯クロなあんてウチと客はかぶらない..最初から相手にしてないですよ!」なあんて呟いてました。しかし、トムブラウンを着ている人がインナーにヒートテックを愛用している! というハナシもあるし(笑)、昨日のこんなニュースもあると、ユ◯クロなんて確実にライバルですよね。いよいよですよ、セレクトショップの皆さん! ガンバレー!
http://www.uniqlo.com/jp/corp/pressrelease/2009/07/070810_plus_j.html
26歳男性です。
高校生よりファッションが大好きで、雑誌もひたすら読みまくり、買い物もひたすら行きまくっていました。
ユニクロは昔から買ってましたが、私が大学生の頃(5年ほど前)から急激にクオリティとデザインが良くなってきて、普通にデザイナーズと合わせて着ていましたが、今は昔よりも本当に良いものが多いです(全部とは言いませんが)。売れて、儲かって、良いものを作って、さらに売れる、という好循環になっています。単なる流行り物好きではなく、本当に心からファッションが好きな人が今のユニクロを見れば、ユニクロの良さが分かると思います。ジルサンダーに限らず、様々なデザイナーとのコラボや機能素材の開発など、ただ「安い」だけではなく、クオリティも断然高いです。ユニクロ本部には元ギャルソンやらヨウジやら錚々たる方々が働いているので、当然といえば当然です。もちろんあくまで「マス」向けがメインなので、デザイナーズブランドとは比較できませんが、逆に言えば、デザイナーズブランドを求める人以外は、セレクトショップに行く意味がないと思います。そして、デザイナーズブランドを求める人と、「それなりの服」を求める人、どちらが多いかは明白です。
あくまで服を「服」として見れば、もはやセレクトショップに価値はないと思います。みなさんが仰るように、アウトレットもブランド古着屋もネットもありますし。デザイナーズにしても、店で試着してネットで安く買う人が今はたくさんいます。
ですので、これからのセレクトショップには、みなさんの言われるように「人」の良し悪しはもちろん、他に何か抜本的な変革が必要なんじゃないでしょうか。
上に、「ショップ店員にホストとしての自覚が足りない」との書き込みがありましたが、同意です。
以下、辛辣な意見になりますが、ファッションを愛するが故なのでご勘弁を。
ネット普及以前のような、希少な情報の供給源としてのショップスタッフの役割が薄れているのですから、昔以上に質の高いサービスの研究・徹底が必要です。
それにもかかわらず、知識・言葉遣い・会話力等が、高価格帯のショップでも非常に低いと思います。
要するに、高い金を使っても良いと思わせるだけの、引力が無い。
これらの現象は、老舗のギャルソンやヨウジ、アローズ(今やディストリクト・ソブリンハウスさえも…)やバーニーズでも同じです。
特に男性店員の立ち振る舞いの悪さは目立ちます。
いまだに昔の洋品店の、お洒落兄貴的な意識の持ち主が目立ちます。
あまりお洒落でない客には尊大で、服好きな客には自分の方が上だと対抗心を燃やすタイプの店員が多いです(高級店ほど多い)。
みんな制服のようにヒゲ+ロン毛で自分を業界人に見せるのに必死。
先日、ラコステの有楽町店でこんなことがありました。
新素材の、麻混の鹿の子ポロを購入しようと思ったのですが、ラコステの唯一の欠点である縮率がわからず、サイズ選びで悩んでました。
店員さんに「定番(1212のこと)の鹿の子に比べて縮みは大きいですか?」と聞いたら、わからなかったようで、もじもじしているだけで、「すいません、わかりません」の一言が出てきません。
「縮率は、工場である程度出せるはずですので、定番系の商品の関してはデータを出しておいて頂けると、サイズ選びで助かるんですが…。」
と言うと、むっとしています。
サービス業でここで出るはずの言葉は「貴重なご意見ありがとうございます。上に伝えておきます。」だと思います。
顧客が希望を言いやすい、そしてそれを商品に還元できる「当たり前」の体制を作らないと、趣味としてのメンズファッションに未来はありません。
ファッションには虚業の側面があるとはいえ、昨今、あまりに虚が肥大化しすぎました。
全てのメンズファッションに関わる人間は、メンズファッションというジャンル自体が落ちてきているという自覚が必要です(例えるならプロレスやF1のように)。
もう、はったりや、雑誌の煽りだけで物が売れる時代は二度と来ないのですから。
「若い子向けの雑誌で煽るもんだから若い子たちが、ああいうのがカッコいいと思ってきている。でもそれもそう長くないんじゃないですか?」 → それがいま支持されているなら,それがカッコいいのでは?
つまりあなた方が支持されなかったのを何かのせいにするのは筋違いでは?もしくは自分たちの情報発信不足,もしくは様々な方がすでにおっしゃっているように「何か」が足らなかったのでは? それを追求しきれず何処か上目線なカンジ漂うこの方の発言はちょっとしたイタさを感じます…
福岡出身大阪在住者です。実家、自宅の近くにアウトレットモールがあり、自分の買い物は、そこで賄っています。
セレクト系のアウトレットには、諸国から集められたインポート商品のキャリーがあり(若い子達は、そんな商品に見向きもしてないですが・・・)自分の価値観、自分に合うサイズの商品を見つけ出すのが、密かな楽しみなのです。
正直、そこそこ、洋服を齧った事のある人だったら、このブランドをアウトレットで売るなんて・・・・。と言う商品が多々・・・。
ローカル在住者でしか、見えない現実かもしれませんが・・・PARIS マレの有名店 ア・・・・の麻混JKが、壱万円アンダー。ITALY 一流テーラー イ・・アの、3ピーススーツが、一桁万円代にディスカウントされ、店のオリジナル商品と一緒に煩雑に陳列されている現実・・・東京で高評価を受けている、新手ブランドでさえ、ローカルアウトレットには、今期物が
並ぶ事がある始末・・・。
密かな楽しみながら・・・買い物をしながら、複雑な想いになってしまいます。今の時代って。
蔡さんのお話を裏付けるような、話になってしまいました。
その他、コメントされている皆様の、ショップの「人」の話もよろしく、今の都心店の店員さんは、購入客を出口まで、お見送りしなさい。という教育は受けても、自社商品に対して熱く語れるような接客術の教育は、受けていないのかもしれないなあ。と良く感じます。
アウトレットの某セレクト系のお店で、上記イ・・アのスーツを購入した際に、接客してくれた子は、人でごったかえした店内でそのスーツ、ブランドに対する想いや、着こなし方を一生懸命、汗だくになりながら(夏の最中、自分もスーツを着用していたので。)話してくれました。決して、スマートではありませんでしたし、オーラもさほど、ありません。あったのは、その子の「熱さ」だけでした。(お店の中も「暑かった」ですが・・)
私は、その子の熱さに討たれ、購入しました。(商品が気に入っても、接客してくれた方が×なら購入しない主義なので)
出張の際、東京のお店を回る度に思います。アウトレットで地道にひたむきに頑張ってる、あんな子をお店に立たせれば、私のようなオジサンも、もっと買おうかな。って気になるのに。と。(そんな店員さんも、まだまだ、たくさんいるはず!)
長くなりましたが、ローカル在住者が、この欄を見て考えた事でした。
私自身はお題目のセレクトショップの売れないセールというのに乗っかった感もありましたが、
別にマナー不足を残念に思うのは洋服屋に限ったことでもありません。
スーパーのレジでも美容院でもレストランでも、見舞いに行った病院ですら
そう感じることは多々ありますから。
きっとショップの人たちも外できちんとしたもてなしを受けたことがあまりないんでしょうね。
環境が感性のレベルを下げてしまうこともあるのだと思います。
マナーが社会人として至らないのは本人と家庭の責任ですけれど、
会社人・組織人として至らないのは上司や環境の責任もあるんじゃないですかね。
洋服屋の成長過程の若者だけをやり玉にあげるのもかわいそうなので。
いつ位からか忘れましたが、自分はどうよ?と思い至って、
まずコンビニのカウンターでタバコの銘柄だけを言うのを止めました。
「セブンスターひとつください」 それで離れ際に「どうもー」とか言うだけで、
結構気持ちいい「ありがとうございまーす」を返してくれるもんですよ。
ぐるっと巡りめぐって自分の目の前のショップ店員に行き着いてるかも知れないから、
カチンとくることもありますが、何で客の側から、と思っちゃいけないと自ら言い聞かせてます。
柳井さんの本に挙がる企業体の名前を見ると、
果たしてユニクロの方こそ最初から日本の洋服屋を相手にはしていないんじゃないかと思ってしまいます。
世相もあり、ユニクロを始めとする販売形態にとって替わられただけなのか、
それ以前から辟易され始めていたのか、どちらなんでしょう。
どちらの要素もあるのでしょうが、ユニクロでの買い物をしない私は後者です。
いろいろ偉そうなことを言ってショップのみなさんごめんなさい。
私もまだまだ至らないところばかりなのでこれからも気をつけたいと思います。
頑張ってください。
全くの蛇足ではありますが、今回のこの賑わいは、購買形態の多様化や
セレクトの凋落に対しての皆さんの関心以外に、魅力的な敵役の設定にあるな、と感じました。
つまり、やや傲慢に見えるプレス子と云うキャスティングが功を奏し、皆さんのスイッチを入れちゃった、と。
(決して蔡さんがねつ造していると申し上げているのではありません。誤解なき様)
これまで凪の様だったこのblog(重ねて失礼します!!)。
今までにも取り上げられて来た様な話題が、そうした要素ひとつで状況を変えてしまう。
人は参加したい生き物なんですね。
要はスイッチの見つけ方なんだと。いや、かなり強引とは思いますが。