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ザ・コーブ
2010.03.16
今日は暑かった。一体何度まで都内の気温が上がったのか分からないが、半袖で闊歩する人々多数。ぼくらも朝からずっと外回りで、戻ってきた頃にはもう汗だく。今年の冬は久しぶりに寒かったなあ、なんて印象だったのがこの突然の陽気。やっぱり地球は暖まっているんだなあ。
郵便物もロクに目を通せない昨今だが、昨日目に止まったハガキがある。どうして目に止まったのかはそれを手にとってみてすぐに分かった。いまとても話題の作品の案内状だ。そう、先に行われたアカデミー賞、長編ドキュメンタリー賞を受賞した「ザ・コーヴ」の試写会案内状である。
この作品に関してはもうテレビのニュースショーや週刊誌の記事などでおなじみだと思う。当然まだ観ていないが、観た人からするとどうも一方的な偏見に基づく作品ということなのでたぶんそれに間違いないだろう。
それにしても異文化に対する敬意という視点がこの作品からはすっぱりと抜けているような気がする。なんか話に聞くだけでも不快になる。極論だが、戦争の根っ子はこんなところに存在するような気がする。ある意味狂気である。
イルカ漁に反対ならこんな隠し撮りより、もっと正々堂々とした反対の主張をすればいいのに。暴力的な主張をしたどっかの国のわんぱくなおっさんのマネはして欲しくないが。
いずれにせよ、そういう人たちを利他するようなふるまいをしたくないので、この案内状はゴミ箱へ行きます。
せっかくご招待くださった関係者の方には申し訳ありません。
僕はイルカ漁賛成でも反対でもありませんが、ザコーブは色々な意味で勉強にはなりました。この映画はドキュメンタリーと呼ぶにはあまりにも感情的過ぎるし偏見が多いです。只それは日本のマスメディアでも同じ事が言えると思います。それは反対の位置から発信されてはいるけれども。なぜ彼らが隠し撮りをした等も映画をみれば理解できる点もあると思いますし、一度見ておいて損はないと思います。戦争の根っこは正しい認識と対話で防げるとおもいます。
私もこの映画は見る価値があると思います。メッセージをどう受け止めるかは人それであるわけですが、日本人は環境保護から目を背けるだけでなくもっと現実と向かい合うべきだと思います。フィルムメーカーはアクティビストとして普通のことをしているだけで、日本だからどうだという感情はないと思います。