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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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お腹いっぱい

2010.06.30

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 生涯忘れ得ぬ出来事というのはまあみんなある。事故だったり、プロポーズだったりなんらかのサプライズだったり人それぞれ。いい思い出も悪い思い出もどちらもある。がやはり予期せぬ出来事の方がショックは大きいし、経験は大脳の奥深くに刻まれるのではないかと思う。

 昨夜のパラグアイ戦、駒野選手は生涯忘れられない試合になった。

 以前高校野球の地区大会決勝でタイムリーエラーをして逆転負けした外野手が主人公のマンガを読んだことがある。同じではないが近い。

 これから彼は何かある度にずっとこの記憶を引きづりながら人生を送ることになる。しかし人間性の成長という意味で、こういう経験よりもインパクトがでかいものはそうそうない。誰もがやろうと思ってもなかなか出来ない希有な経験だ。むしろ良かったと思ってもらいたい。

 誰もキミを責めてないよ。

 試合が終わってもあーあ残念だな、くらいしか反応しなかったが、駒野を抱えて泣いている松井の姿を見てもらい泣きしてしまった。

 なんかいいな。仲間って。そんなセンチな気分と爽やかな後味のワールドカップだった。

 結果よりも、そういう意味でこれまでで最高のワールドカップだった。まだ試合は残っているけど、もうお腹いっぱい。

 

Comments: 2

この先、駒野がこれを乗り越えたなと思える
プレイやシーンを見せて暮れた時、
私達はまた一つ大きな感動を貰うのでしょう。
彼もまた選ばれた人間なのだと思う。
駒野も「持っている」と思います。

全般を通して、良い試合の連続だったなと思います。
本音を言えば一勝も出来ずに帰ってきて物凄いバッシングを浴びる、みたいな悲観的な事を考えてた位ですし。

選手、1人1人に得るものがあった。そんな風に思います。

>以前高校野球の地区大会決勝でタイムリーエラーをして逆転負けした外野手が主人公のマンガを読んだことがある。

僕の勘違いならすいませんが、ひょっとして吉田聡さんの
「スローニン」の事でしょうか?

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