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荒む心
2010.08.09
一昨日新宿で信号待ちをしていたら後ろからドスン、と誰かに体当たりされた。油断していたのでもうびっくり。前につんのめりながら、おっとっとと体勢を立て直すと60を過ぎた男性が通り過ぎていく。ひとこともなしである。
交差点は混んでいた。多くの人間で通行が難しいほどの混みようである。ぼくはその後ろの方に並んでいたのだ。
仮に通行の妨げになるようなポジションにいたと譲ったとしても、声をかけるなり方法は他にもあるだろう。ただ黙って体当たりしてしかもひと言も介さず無視して通り過ぎていくという神経というかそんな風になってしまった社会についてその後真剣に考えてしまった。一体、どうしてこんなことになっていたのだろう。
正直むっとしたがその男性は杖をついていた。歩き方もスムーズではないので足に何かの問題を抱えているらしく見える。それを見た瞬間に言いたい言葉を飲み込んだ。
なんだか本当に不快になった出来事である。
人間年を取るとまるくなると言われるが、すべての人がそんな風にはならない。人生の大先輩であるし、平和で豊かな社会を作るため戦ってきた先人に対しての敬意は忘れたくないつもりだが、先に述べたようなことがあると心がどうにも荒む。
この国に住んでいる人が劣化しているというような記事やコラムをよく目にする。こうした問題、このまま放置しておくと大変なことになると思う。
ちなみにぼくがタトゥーばりばりのマッチョだったり、あるいはやくざ風だったらあの年配の男性はあんな勢いでぶつかってきたのだろうか。ぼくらは自分らの身を守るために、そんな武装をしなくてはならない社会に生きなくてはならなくなるのか。
フィルムを貼った新型ベ○ツSクラス的な服、まだぼくは持っていない。
はじめまして。
いつも楽しく拝読しております一読者です。
最後に服の話があったので…
以前に一度だけ記事の上がっていた
「服装に困りたくない」の連載は
もうこの先上がることはないのでしょうか。
楽しみにしていたもので。
>showさん
すみません(汗)。遅筆なもので構想を練っているうちにこんがらがってきちゃて先延ばしにしてました。
近くスタートさせられるといいなと思っています。どうぞ気長にお待ちください。