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騙されない
2011.09.20
昭和の昔。ヤクザ映画の観た後、肩いからせて劇場を後にするという話があった。ヤクザ映画が少なくなったいまではあまり聞かないが、そのような被暗示性行動というのは昔もいまも健在である。うまくやればそういう映画やテレビなどで人々をマインドコントロールをすることもできる。
昨日、なんとなく「世界戦略:ロスアンゼルス決戦」なる映画を観た。まるでアメリカ海兵隊のプロモーションビデオのようであった。こういう映画を観て、海兵隊に入隊を決意する人も少なくないだろう。まあ、こういうものは世界中で行われていることなので、いまさらここでことさら大げさに書くことでもないのだろうけど、あまりにも見え見えで笑ってしまった。
しかし人をコントロールするというのは、難しいようで意外と難しくないのかもしれない。でも簡単なようで簡単そうでもない。どっちなんだ、という声も聞こえてきそうだけど、どっちなんでしょうね? 随分前に世間を騒がした宗教法人や独裁国家ではそうことが日常行われているから、それなりのノウハウがあればやはりコロリを人の感情をコントロールできるのかもしれない。
ところで今日の東京は涼しいを通り越してすこし肌寒い。台風が持ってきた秋の風なんだろうが、体調が心配。ぼくはアメリカ出張時、疲れと寝不足で急性副鼻腔炎なるものにかかり、黄色いシャバシャバの鼻水が止まらず、抗生剤と消炎剤の生活中。
治療を受けた医者がこれまで稀に見るヤブで、診療はわずか30秒。しかもぼくが症状を訴え、ネットで得た知識そのままに急性副鼻腔炎のような症状だと言うと、その通りだと0.5秒でレスポンス。処方箋を書いてもらい、病院に入って出るまで5分とかからなかった。スピーディといえば聞こえはいいが。
日本ももう少し薬が手に入りやすいといいのだが。でも聞いたところによると日本で手に入る市販薬のほとんどはアメリカや医者から処方される薬に比べ薬効成分の少ないものという。プラシーボ効果で病気を直すということなのだろうか。
体力が落ちた時、点滴を打ってもらうと馬力が出る、という人もいる。友人の医者に聞くとあれはほとんどがブドウ糖。やはり気は持ちようだと笑っていた。
やはり人は簡単に騙せるのである。
ブドウ糖は瞬間的に吸収されて血糖値があがるから、本当に馬力がでるんじゃないですか? 気の持ちようじゃなくて。ただ長続きするかどうかは別としてね。そして黄色いしゃばしゃばの鼻水は、抗生剤なんかで止めずに、出しきったほうがいいのではないですか?身体のどこかに、その黄色いしゃばしゃばが残っているんですよ~。怖いですね~