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暴動とか
2011.10.31
ロンドンから後輩が訪ねてきたのでランチした。近況報告や仕事周りの話、そしてプライベートの話のついでにどうしても世界経済の話にもなる。ロンドン在住なので先に起きたロンドン暴動についての話も聞いた。
イギリスは階級社会と言われていて、様々なクラスの人がいるという印象だが、彼女が身に感じる階層はふたつだという。貧乏かそれ以外か。それ以外の中には大金持ちも含まれるが、仕事を持って家のある人という定義らしい。貧乏は仕事にあぶれた若者とその保護者たちのこと。
リーマンショック以降景気の悪くなったイギリスでは若者が働く所がなく、鬱鬱とした感情が若者の間で渦巻いているという。先の暴動に参加したのはそうした若者たちだ。少なくない市民もあの暴動に陰で同情しているらしい。
どうもこのような傾向は、先進国中で起こっている。暴動はともかく、世界中で仕事がない。日本でも就職氷河期が続き、自立できない若者が年々増加傾向だ。
パソコンやその他便利なテクノロジーのおかげで、事務職員の仕事量も減少している。昔は数人でこなしていた仕事がいまではひとりで出来る。コストをカットしたい企業は、働く人を減らすので失業者は増える。
そこへ政府のTPP参加方向へ舵切り。
日本で暴動とかクーデターとか起きなければいいのだが。
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