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ボールペン
2012.09.24
誰にもあてはまるとは思わないけど、ボールペンのインキを使いきるまで使ったことがない。そもそもボールペンで長文を書くこと自体がほとんどない。原稿はいまキーボードで打っているし、その昔の原稿もシャーペンで書いていた。消しゴムとシャーペンと原稿用紙。
大作家などが万年筆で原稿などを書いているのを見て、何度もすごいと感心したものだ。当然ながら書くことが頭の中に整理されていないとあれはできない。ぼく自身原稿書く時は思いついたことから書く。なので後で消したり足したり大変なのだ。不滅インキでなんて仕事はできない。
ともかくボールペンである。ここに何度か書いたかもしれないが、多色ボールペンが好きで、長年フランスBic社の4色ボールペンを使ってきた。下半分が水色のもので、先の太さは1mm。下がオレンジのモデルも他にあり、こちらはペン先が0.7mmとすこし細い。書き味と文字の頼りなさから断然ブルー派である。黒の1mmと0.7mm、そして赤、青の0.7mmも使ったが色がいいだけで、やはりブルーがいい。近年、このブルーの下を白に差し替えて使うというなんだかマニア的な使い方をしているが、ともかくこのボールペンも例にもれず、インク切れの前に無くしたりする。
最近はこれに例のパイロットのフリクションボール、つまり消せるボールペンの使用頻度が増えた。やはり消せるというアドバンテージは、デザインの悪さまで覆い隠すくらいのパワーがある。
単色系をずっと使い、最近ではやはり3色ペンが出たのでエース的に使っているのだが、このインクの減りが異常に速いのである。インクタンクの容量が少ないのもそうなのだろうが、このインクはたぶんサラサラしていて、歩留まりが少なくともかくスラスラ放出されるのだろう。とにかくしょっちゅう替えている気がする。
聞けばこのボールペン、近年稀に稀に見る文具のヒット商品らしい。インクカートリッジを売るのがビジネスモデルのパソコン・プリンター式製品というコンセプトだったら素直に兜を脱ぐんだけどな。
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