-
-
- 2013年
- 2012年
- 2011年
- 2010年
- 2009年
- 2008年
- 2007年
- 2006年
-
-
棋士インタビュー
2013.04.10
弊社高橋くんが担当しているニューヨーカーマガジンのインタビュー記事。今回は棋士の加藤一二三さん。随分昔4段になった時の表記が加藤一二三四段で千二百三十四段に読めると話題になった方。棒銀先方を極めて、、この先はぜひインタビューを読んで欲しい。
たまたま昨日tumblrで拾った記事がある、同じようなことが書かれてる。それはこちら。米長邦雄さんの話。
ちょっと引いてみる。
「先生と指すのは非常に楽です。先生は、この局面になったら、この形になったら、絶対逃さないという得意技、十八番をいくつも持っていますね。でも、こちらのほうも先生の十八番は全部調べて、対策を立てているんです。だから以前には通用しても、もう今は通用しません。しめた、自分のパターンに入った、と先生が思う時を僕らも待っている。それを先生はご存知ないものだから、僕らとしてはやりやすいのです」
優勢だと思っていた局面は、実は私にとって不利な局面だったのである。
では、私はどうすればいいのだろう。
「自分の得意技を捨てることです」と、彼は答えた。なるほど、一理も二理もある意見だ。
自分の「十八番」だからこそ、「しめた!」と思ってしまうからこそ、ハマってしまう落とし穴。
40代である僕にとっては、ハッとさせられる話でした。
年齢とともに、自分の「型」みたいなものができて、それなりの自信もついてくる。
ところが、その自信が、自分のアップデートを止め、「弱点」を生んでしまう。
なるほどねえ。
含蓄のある話だなあ。
※コメントは承認されるまで公開されません。