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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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眠れぬ夜

2013.08.28

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 心配事があって昨夜はよく眠れなかった。意識としては30分くらいしか寝てない感じ。でもきっと4時間は落ちていたと思う。でも眠りの浅い時って本当にまったく寝てないように感じるのはなんでだろう。比較的寝苦しくない夜で助かった。あれが超熱帯夜だとしたらもっと睡眠時間は短かっただろう。

 今日は暑さがぶり返したのでちょっと辛いものを思ってランチはカレーにした。渋谷東一丁目交差点近くのチリチリ。熱心なファンも多いお店で割りと遠くからもお客さんがくるようだ。ランチタイムは並んだりするので、自宅が飲食店もしていた家の出身であるぼくは、長居しては悪いとついついかっこんでしまう。

 ここはカウンターだけのお店だが、ひとりで食事にくる女性も多い。堂々と好きなトッピング選んで、まれに大盛りを頼む人もいる。その注文にすこし萌えたりする。

 しかし大半の女性客はテイクアウトである。いまやうちのオフィスで働く男子もコンビニや他テイクアウトを利用し、昼休みはそれぞれネットをぼんやり眺めながら食事している風景をよく見かける。お店で食べるよりも自分の机で食べるほうがいいのだろう。ぼくにはこの感覚がない。同じものなら出来たてのものを食べたいのでお店で食べるほうがいい。駅弁や幕の内弁当のようなお弁当が好きな人がいるが、ぼくは瀬戸物の器に入った温かい食事の方が好みなのである。ゴミも出さないしね。

 女性の多くは友人とならともかく、ひとりではそんなお店で食事できないという人が多いが最近の若い女性は比較的大丈夫のよう。きちんと調査したわけではないけど、自分比でそんな風に感じる。もっと細かく言えばバブル期に20代を過ごした女性は比較的ひとり飯に弱い傾向があるんじゃないかなと思う。

 少なくとも電車で化粧したり、パンを食べたり、地べたに座ったりしたことのない世代。良く言えば他人の目に対して敏感、逆に言うと気にしいである。

 このところ、立て続けに定食屋でおかわりする女性とか、チゲをごはんにどっかーんとぶっかけてかっくらう女性とかを見たから、カレー食べながらそんな考察をしてみた。

 ちなみにこれまでで電車内でいちばんびっくりしたのは山手線で見たコンビニ弁当を持って乗車している女性。食べてるわけではなく、抱えているだけ。あれ、どこで買ってどこで食べるのだろう。駅のベンチで食べようとしたのだろうか。コンビニなんてどこの駅のそばにもあるわけだから到着地で買えばいいのではないかとか、買った瞬間に約束があったことを思い出し、つい電車に飛び乗ったとかいろんな空想力を掻き立ててくれる出来事だった。いまだにこれだという読みができない。寝る前にたまに思い出す。

 昨夜眠れなかったのはこのことではありません。

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