That Way About Things
ハラダユウコ
Archive&Style Shop Press
1971年2月東京生まれ。アメリカ、ヨーロッパを中心に幅広いジャンルと年代からバイイングされたUSEDやデッドストックを扱う古着屋「アーカイブ&スタイル」のショッププレスとして、古物をこよなく愛する日々を送っています。
www.archiveandstyle.com
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Indians Tread Blanket
2010.09.04
フイナムブログをご覧の皆様こんにちは☆
今日!とうとう!!うちのHPでもLINKしていただいております、
Pigsty(ピグスティ)さん東京店OPENしましたが!
皆様、もう行きました???ハラダはもちろん、
今日もアーカイブ&スタイルしておりますので、
お店からお花を贈らせていただいて、自分はまだ未体験です~~☆
どなたか、行った方教えてくださいな~☆
しかし、毎日暑いですね。。。うう。。。ってくらい。
だけど、今日のハラダは、ウール・ブランケットの話ですよ~(笑)
この間から、「オレゴンシティ・ウーレン・ミルズ」の話を、
アップしまっす~とか、書いていましたが、
ごめんなさい。な~~んも文献が見当たりまへんでした。。。
なので、
今まで、ここのブログで、英国のブランケットの歴史やら、
ちょっとアイテムは異なりますが、
オルテガの歴史とか、書いてきていますが、
「インディアン・トレード・ブランケット」については、
ちゃんと書いてなかったかなぁ?と、思ったので、
コノ辺りの話をまとめて書こうかなぁ~と思います。
あっついのに、羊毛の話題ですが、
よかったら、お暇な方は読んでってください。
ついでに、昨日、店頭に出した、
「Oregon City Woolen MIlls」の、
赤ちゃん用ブランケット・コート(すんごい可愛いです!)の写真も一緒にアップしておきます~♪
まず始めに、今回書く、
「インディアン・トレード・ブランケット」とは?
そんまんま、名前の通り、
アメリカ先住民のネイティヴ・インディアンと、
ヨーロッパの毛皮トレーダー(狩猟者)が、
ネイティヴ・インディアンの所有していたビーバーの毛皮と、
自分たちの持っているウールのブランケット・ジャケットを交換(トレード)していた事から
由来しているそうなんですが、
中でも、
歴史上、もっとも最初の「インディアン・トレード・ブランケット」は、
3月のブログでも書いた、
英国のハドソンズベイ社によって輸入された、
マルチストライプ模様のポイントブランケットで、
1780年から1890年までは、
このポイントブランケットが、
ヨーロッパの毛皮トレーダー(狩猟者)たちの、
アメリカ・インディアンとのトレードの主力アイテムだったんですね。
で、こちらとは、また別に、ポイントブランケットよりちょっと後に、
アメリカの南西部でナバホ族が18世紀に作り始めた、
「インディアン・トレード・ブランケット」があるんです。
今回はここに重点を置いて話をまとめていこうかなぁ~と言う感じなので、
どぞ、よろしくです。
ナバホ族はインディアン・ジュエリーでも有名ですが、
ネイティヴ・アメリカンの中でも、昔から、
「先取の才がある」といわれていまして、
18世紀にアメリカに入植してきたスペイン人が、
コロニアル文化とともに、羊を持ち込んだ際に、
彼らに倣って、羊の放牧をすぐに自分たちの生活に採り入れました。
そこから生まれたのが、羊毛製の、
ナバホ・ラグと呼ばれる伝統的な幾何学模様の織物です。
この、ナバホ・ラグは、
その誕生とともに、
出産直後に身をくるまれ、これに包まれて埋葬されるという様に、
ネイティブアメリカンにとって一生の必需品となり、
彼らの衣服、防寒具、寝具、また祭事の贈り物としても、
必要不可欠なアイテムとして存在していきました。
その後、1890年に、
インディアン戦争が終結すると、
米国政府がすべてのネイティヴ種族の区で、
連邦によって公認の取引場を確立したことにより、
ネイティヴ・アメリカンたちは、
それまでの伝統的な彼らだけのウール・ブランケットではなく、
商業用として売るためのウール・ブランケットを製造していくようになりました。
ナバホ族は、
その頃、東部アメリカで人気だった東洋のオリエンタル・カーペットを参考にして、
商業用に新しく織物を開発しました。
それは伝統的なナバホ・ラグより非常に分厚く重いラグの敷物で、
このナバホ・ラグの敷物(カーペット)の商業的成功によって、
彼らは自分たちの使用していたラグ・ブランケット、
いわゆる、毛布やジャケットなどの製造を一切止めて、
白人のトレーダーを通して、商業取引目的の敷物(カーペット)だけを織る様になりました。
丁度、その頃、19世紀後半から20世紀初頭にかけて、
多くの羊毛ブランドが白人によって、操業を開始し、
(たとえば、写真でもアップしている、「オレゴンシティ・ウーレン・ミルズ」や、
皆様もご存知の「ペンドルトン」など。)
ネイティヴ・アメリカンたちが製造しなくなった、
伝統的な「インディアン・トレード・ブランケット」が、
機械製の織り機によって、様々なデザインやカラーで作られるようになっていきました。
中でも、ペンドルトンは、「インディアン・トレード・ブランケット」だけを製造する、最初のメーカーでした。
こうして、
敷物だけを織っているナバホ族と、
機械製のウールブランケットを製造している白人という移り変わりの結果。
白人に敷物を売っているネイティヴ・インディアンたちと、
白人が作ったウール・ブランケットを買って使っているインディアンたちという、
なんとも、不思議と言うか、可笑しな感じになっているのだそうで、
まぁ、なんと言うか、
私たちがいわゆる、インディアン柄だなぁ~と感じている、
伝統的な幾何学模様のブランケットやブランケット・ジャケットの殆どが、
ネイティヴ・インディアンじゃなく、
老舗の羊毛メーカーが生み出してきているのだと、
今回はそんなお話でした~(笑)
とりあえず、ほか、
ハラダの豆知識としては、
ペンドルトンを初めとする、こうした、
インディアン・トレード・ブランケットを作っていた主なメーカーは、
何社かありまして、
ざっと、挙げると、
イリノイ州のJ.キャップス社
こちらは1892年創業でインディアン・トレード・ブランケットを最初に生産した会社です。
が、1917年に操業を停止しています。
それから、
ミズーリ州のビューエル社
こちらは創業年は不明ですが、もっとも伝統的な文様のブランケットを製造していたという会社。しかし、この会社も1911年以後、生産をストップしています。
次が
ウィスコンシン州のラシーヌ社 こちらのメーカーは著しく美しいブランケットを作っていました。
装飾的なフリンジつきのブランケット、様はショールですね。を専門としたといいます。
ラシーヌは1912年に生産をやめましたが、、
他の工場で製造されるブランケットを売るビジネスはその後も続けたそうです。
4社目は、
オハイオ州のシュラー&ベニンフェン社
こちらは上のラシーヌとはデザイン共有して、
1911年にほとんど同一のカタログを刊行しました。
そして、ハラダが今回、全然、ほとんど、
何も調べられなかった。。。。
オレゴンシティ・ウーレン・ミルズもちろんオレゴン州の会社です(笑)
一応、もっとも野生動物のパターンを作っていたということ、
それから、およそ1905年から1935年まで、操業していたらしいということ、
他のメーカーにはない様な、カラフルなデザインが人気で、
今でも多くのコレクターによって、収集されており、
特に、Happy Hunting Groundと呼ばれているパターンが人気があること。
当時はペンドルトンの最大のライバルだったらしく、
このHappy Hunting Groundの柄を再生したブランケットを、
ペンドルトンが敬意を込めて、100周年記念の商品として限定製作したということ。
ちなみに、この赤ちゃん用ブランケットのパターン名は、
Fearless=恐れを知らない(大胆不敵)というデザインです。
ネイティヴの伝統的な柄の、AZTEC(アズテック)や、
CHEYENNE(シャイアン)っぽい柄も織り込まれていますが☆
などは、分かりましたが、
後は、
もう、全然。。。。収穫はないです。ごめんなさい。。。
なんか、今回のブログ、まとまってるのか?ううん?って、
なんか、怪しい感じですが。。。(苦笑)
こうしてペンドルトン以外の会社は殆ど、
今ではなくなってしまっているわけですが、
その理由も、
ハッキリとした理由までは辿れていません。。。
世界経済恐慌で閉鎖された工場や大戦によって、
1942年には全ての工場が戦争使用に変わり、
戦争中はもちろん、
インディアン・トレード・ブランケットは製造を完全にストップされたらしいので、
そのまま、閉鎖してしまったメーカーも多かったのではないかと。。。
ちなみに、
ペンドルトンは戦後、1947年に、インディアン・トレード・ブランケットの
生産を始めましたが、大幅にデザインのパターンを減らして製造を再開したと言います。
この様な、
歴史の背景も関係した流れから、
コレクターの中では、本物のインディアン・トレード・ブランケットと呼べるのは、
1942年までに製造された物だけだと、
言われるんだそうですよ~。
さて、ここから下は、
相変わらずのハラダの個人的日記みたいな感じなんで、
今回は長かったしスルーしちゃっていいので、
見たい方だけどうぞ~~~♪
外はまだまだ暑いんですが、
そろそろ、家の中のアイテムから季節を移行したくなりまして、
つい最近、あたらしく冬用ラグを購入しましたぁ~☆
ヴィクトリアン製のシルク・ベルベットのクラック・パッチワーク生地のトップ。
綿入れも裏地も付いていない製作途中のこの様な生地をトップと呼びます。
つなぎの刺繍がかなり凝っています。
クロスだけでなく、小花模様になっていたり、蕾の様な刺繍が珍しいです。
ここまで来ると、デザイナーだなぁ~と、
これを作った人のセンスに、ただただ感動します。
(もちろん、素人というか、個人的に作って製作途中で止めてしまった物なんですが)
もう少し涼しくなったら、カーテンか、ソファーカバーで使いたいと思っています。
あと、もう一枚。お布団です☆
よくあるキルトじゃなくて、ちゃんと綿が分厚く入ったお布団なんです~~~☆
クローバーがあちこち刺繍されているので、多分、アイリッシュ系の家庭のお布団。
なんとなく、刺繍されているアイテムを見ていると、男の子のお布団だったのかなぁ~?と☆
部屋の中で、
窓、ベッド、ソファーって、かなりの面積を占めているので、
これらの生地やお布団で印象が変化するのが愉しみです☆
それから、
粟(あわ)じゃなくって黒すけのその後です~☆
新しい飼い主S氏宅にて、もう、とっくに、馴染んでいます。(笑)
よかった。
もっと可愛く撮ってあげたかったけど、夜だと、
黒い猫ちゃんて、フラッシュたかないと、本当に真っ黒に写ってしまうのですね。。。
こ~んな風に。。。。(苦笑)あたしが撮った黒すけ。。。悪魔みたい。。。(笑)
こちらは、S氏(職業=カメラマン)が撮った黒すけ☆
ううむ。。。やはりプロ。ぜんっぜん違う。カレンダーの1ページみたいっす☆
こちらは、今朝のごま。まだ全快じゃありませんが、
ちょっとづつ元気になってきました。
病院の薬が強すぎたみたいで副作用があったので、
ホメオパシーに切り替えたらぐんぐん食欲出てきました☆
ごまはダマスカス・ローズの香りがお気に入りです☆
今朝のレコード2枚。
どちらも音が大好きなんですが、ジャケットデザインも大好きです。
時間が空くとレコード屋へ行くのって何であんなに愉しいんでしょうね~☆
ハラダはだいたい、ディスクユニオンへ行っても、フレッシュ・ランチへ行っても、
イエローポップへ行っても、風貌はなんとなく浮いてますけど(笑)
こちらは、休みの日に聴いていた2枚。
andymoriのアルバムは今年の猛暑な夏の夜にぴったりでした。
店で聴いていたCD2枚。左は大好きなフェアポート・コンベンション。
右はスワンプ好きな友人に借りたもの。
歌じゃないですが、ラストの激しい雨音と雷と、たぶん、田舎の家のポーチかなぁ?
なんか、そこにあるベンチに座って、夕立が過ぎるのをぼ~っと、
みている感じの情景音のみの曲。
雷音が近くなったり、遠くなったり、軒先から流れ落ちてくる雨だれの音とか、
すごくリアルで癒されました。外がピーカンで猛暑でしたしね~♪
久しぶりに自分の服装です。
髪をカットしたのはいいんですが、
自分が天然のクセッ毛な事を、なんとなく、根本的に忘れていました。
カットしたら、
短い分、ウェーブの癖が強くなってしまうのを忘れていました。。。ぼさぼさっす(苦笑)
ポロシャツ&スラックス&JKTでBOYS風にCD.
髪は内側に巻き込んでアメピンで留めただけの、
簡単ボブです。
やっちゃった~な前髪です。
もち、自分でカット(笑)
チャーンって感じにしたかったのです。
そうです。子連れ狼デス。(笑)
笑える感じにしたかった割りに、
結構可愛いかも?と友人たちにウケてます。
このかっこの日は、夜、下北沢でもんじゃとお好み焼きたべながら、
焼酎のロックのんでましたね~(笑)
ちなみに、ハラダはもんじゃもお好み焼きももちろん、コテで食します。
なんつっても、母親、広島出身なので。(笑)
オーバーニーを、がちゃで履いてるトコあたりに、
わたしのスタイルには足跡をちゃんと感じると言ってくれたいい人がおりまして、
コノ方です☆↓
そうそう、なるきよ様☆(笑)
いつも、ステキングです。お店も美味しいです。
キリンラガービールのCMにでているそうなんで、
TVをよく見る方はチェックしてみてくださいまし。
ハラダ、なるきよ様好きなんですよね~(笑)
いつも、気さくで面白いし、お洒落っす。
でもって、お茶目っす。知識も深いし、会話センスが抜群です。褒め殺し(笑)です。
わはははは。
さて、明日、髪をショートにしま~~す☆
約7,8年ぶりのショートカット☆
どうなるか?美容師さん(ラグゼの太田氏)にほぼ、
お任せしちゃうので、今からワクワク愉しみ~~~です☆
ではでは、皆様、また~~~~☆
ラストに、またちょっと店頭に出たもの、アップしておきますね~☆
気温は暑いですけど、
空は段々、秋の空になってきていますよね~♪
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