FRee STyling ?
石川 顕
最近、スタイリストといったらなぜか「ぷっ」と笑われますが、スタイリストですから。パリコレというよりツール ドフランスですし、ラガーフェルドよりローラン・フィニョンです。
新生POPEYEと僕の旧式エンジン。
2012.10.12
いつの間にか発売してた「POPEYE」スタンダード特集。
何年ぶり、いや何十年ぶりのポパイでのお仕事。
P052-P053です。
たぶん僕が16歳の時に創刊されたんだと思う。
新生「POPEYE」コンビ二で買いました。
正直読むのためらっていたんです。
よかったらどうしよ?旧式エンジンの僕が「すごく面白い」といっていいものかと。
ぼくが「いい」というものはそれはそれで問題あるんじゃないかと。

コンビニで会計した後、近くのご飯やさんで自分の仕事みてみる。なんか懐かしい感じ。
「OUT-DOOR」は「IN-TERIOR」だといい切ったった(笑)
たぶん若いスタイリストがきいたらイスから転げ落ちたでしょう。
「そんなこといったらぶん殴られると思った」といってる人もいる。
そうです。僕のスタイリングにおいて「スポーツ」はハードコアなんです。原理主義者です。
セレクトショップで売られてるエキップメントウェアなんて許さないし、かっこ悪いと。
知り合いなら「お前のアー◉テリクスは何のため?教えて欲しいんだけどそのジャケット弱点いってみ、、、、」
そんなイヤミを言ってました。
どうぞご覧ください
旧型エンジンはピカピカにレストア済みですよ(笑)
カッコいいから買っていいと、確かに。
ちょっと前、「マウンテン・リサーチ」のカタログを作ったときコンセプトはこう↓
「斧で薪割るとか、チェンソーで木を切るとか、小林くんはやったことあっても、普通はないよw 途方にくれるさ普通の人は」
「だから、なんにもできないとか、どうすればいいのか考えるシーンを切り取りたい、隠し撮り風で」
そんなこと考え始めた今日この頃。「渡りに船」なPOPEYEからのオーダー。
本当はインタビュー的なことだったんだけど、ああだこうだ話してるうち「じゃあスタイリングしてください!」と。
「売り言葉」に「買い言葉」
じゃあやってやろうじゃないの、、、、オレのスタンダード。
結局道具買うと使いたくなる。
バット買ったら打ちたくなるし、グローブ買ったらキャッチボールすりことになるから、、、、
でも、刀が錆びたか、、、、秋庭くん本人に借りた「ヴェクターグライド」のスキー板が半分で綴じられる(笑)
そんでこれ↓
昔からそう、本当のシティーボーイのコイツに、カントリーボーイの僕がいつも笑ってしまうのさ。
最後に。
ジェリー鵜飼くんに撮影用にオリジナルのポスターやハガキやフライヤーを作ってもらいました。
よくみてね!
「ANARCHO CITY BOYS」ってね!